2023.05.16
リゾートカラーのちばレインボーバスが登場。
北総線沿線の印西市に本社を構えるちばレインボーバスは、自社導入の車両のほか、京成バスグループ各社からの経年の移籍車で営業を行っている。同社の移籍車については、珍妙な車両として過去にも京成トランジットバスのマルーン色そのままな307号車やちばグリーンバスの塗装で走る308号車をご紹介しているが、またしても変ちくりんな車両が出現した。2022年9月ごろに登場した197号車、日野ブルーリボン(PJ-KV234Q1改、2005年式)である。
197号車の特徴はそのカラーリング。ボディに塗られた爽やかなブルーの濃淡は、京成トランジットバスの貸切カラーで通称「リゾートカラー」と呼ばれるものである。もとは京成トランジットバスM107号車で、希望番号で取得したナンバープレートにその名残を留める。浦安市のディズニーリゾートで貸切輸送に従事していた車両が、塗装そのままに千葉ニュータウンエリアを走っているというわけなのだ。
同車の経歴をさらにさかのぼると、最初は京成バス船橋営業所4891号車として導入。その後、市川営業所2457号車、新習志野高速営業所H722号車を経て京成トランジットバスの移籍となる。当初は京成バスグループ共通の貸切カラーだったが、京成トランジットバス在籍時に前述のとおりリゾートカラーに変更された。同車にとって現在のちばレインボーバス本社営業所は、3社5営業所目の所属先となる。
なお、船橋営業所で1番違いだった4892号車も2458号車→H721号車を経てちばレインボーバス502号車としてほぼ同時期に転入している。まるで生き別れた兄弟が紆余曲折を経て再会する・・・そんなようなストーリーもなんだか面白いところ。
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