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2022.06.14

当Webサイトでは、2019年4月の「東洋バス路線図 2019年4月16日版」と題する記事にて東洋バスの路線図を公開していたところであるが、約3年ぶりに改訂版を発行する。東洋バスでは5月1日に路線の新設を含むダイヤ改正を実施。今回の改訂版路線図ではそれを盛り込んだ。

ダイヤ改正については、村上団地線ともえぎ野車庫線で系統の新設を含む改編を実施。[62]勝田台駅北口〜もえぎ野車庫が新設された。[62]は[64]に対して上高野工業団地ではなく村上団地を経由するのが特徴で、早朝に勝田台駅北口行1本、夕方〜夜間にもえぎ野車庫行が3本設定されている。村上団地線が減便される中で、上高野工業団地の通勤需要が薄い時間帯にもえぎ野車庫線を村上団地線の補完に活用したものである。

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東洋バス 647号車
2022.5.10/勝田台駅北口

▲5月ダイヤ改正で新設された[62]村上団地経由もえぎ野車庫行。[64]と同じく勝田台駅北口ともえぎ野車庫を結ぶ路線だが、上高野工業団地を経由する[64]に対して村上団地を経由するのが特徴である。系統番号はこれまで未使用だった62が充てられた

[62]の新設により村上団地第一〜村上車庫の区間にバスが走るようになったことから、合わせて[21]と[22]についても村上車庫まで営業運転を行うようになった。この際、村上車庫の停留所名称を「村上車庫・村上団地」に変更したのが上手いところ。こうすることで[21]村上団地行と[23]村上車庫行ともそれぞれの行先表示をそのまま使用することができ、誤乗防止に役に立っている。

また、平日のみ運行される阿宗橋線[66]は4往復から1往復に減便され、いよいよ免許維持路線の趣が極まってきた。なお、今回のダイヤ改正で村上団地線ともえぎ野車庫線、阿宗橋線の車両運用が共通化された模様で、従来は中型車に限定されていたもえぎ野車庫行や阿宗橋行にも大型車が充当するようになっている。

◆ ◆ ◆

以下、路線図。今回の版における改訂の内容は次のとおりである。

  • もえぎ野車庫線[62]勝田台駅北口〜もえぎ野車庫(村上団地経由)を新設
  • 村上団地線[21][22]を村上団地・村上車庫まで延長
  • バス停名称変更:村上車庫→村上団地・村上車庫
  • バス停名称変更:宝林閣前→黒沢台(※2020年3月15日実施)
  • バス停名称変更:工団入口→ロックアイス®ベース前(※2021年11月1日実施)
  • その他の修正
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東洋バス路線図 2022年5月1日現在[PDF]

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