2009.04.23
当サイトでは、八千代市を中心に走る東洋バスの全路線を何度かまとめてきたが、その子会社である千葉シーサイドバスの全路線について、このほど系統番号が全て判明したのでまとめてみる。名づけて千葉シーサイドバス 系統番号の全て!
千葉シーサイドバス系統番号の基礎知識
- 3桁の数字を用いる。
- 3桁の数字のうち、百の位は2を用いる。
- 3桁の数字のうち、十の位は路線の走る方面を表す。
- 一の位の最若番、「0」または「1」が本線格、「2」以下は行先違い・経由違いなどの枝線を表しているっぽい。
- 経由違いはもちろん、経由地が同じでも行先が異なる、さらには出発地が異なる場合でも異なる番号を与える。
- そのため、1日に1本しか使用しない系統番号がかなり存在する。
千葉シーサイドバス 路線一覧
◇210番台:八千代台方面
・[211]JR幕張駅 ~ 橋戸 ~ 実籾駅 ~ 八千代台駅
【幕張八千代台線】[211]は、JR幕張駅と八千代台駅を実籾駅を経由して結ぶ。東洋バスの創業時の路線の一つだったようで、歴史のある路線である。しかしながら、最盛期と比較して本数の減少が著しく、現在は1日に数えるほどしか本数がなくなってしまっている。中型車を使用。
・[212]マリンスタジアム ~ JR幕張駅 ~ 実籾駅 ~ 八千代台駅
【マリンスタジアム八千代台線】2007年7月のダイヤ改正でJR幕張駅・海浜幕張駅止の一部がマリンスタジアムまで延長されたのだが、このときに八千代台からマリンスタジアムへの直通便が登場している。しかし、前述のように八千代台発着便の本数は年々減少しており、こちらも1日数本レベルにとどまっている。
・[214]海浜幕張駅 ~ JR幕張駅 ~ 実籾駅 ~ 八千代台駅
【海浜八千代台線】[211]に対して、海浜幕張駅まで至るのが[214]である。JR幕張駅周辺の道路の構造上、JR幕張駅~三代王神社間は同一ルートを往復するという特徴を持っている。
◇220番台:日立製作所方面
・[221]JR幕張駅 ~ 橋戸 ~ 実籾駅 ~ 日立製作所
【幕張日立線】[221]はJR幕張駅と東習志野にある日立製作所を結ぶ路線である。通勤の足としての路線で、運行は朝夕のみ。かつては実籾駅発着の便もあったようだが、現在はJR幕張駅発着のみとなっている。中型車を使用。
◇230番台:長作町方面
・[230]JR幕張駅 ~ 長作町
【幕張長作線】[230]はJR幕張駅と長作地区を結ぶ路線である。長作地区は千葉県道69号から京成バスが撤退してから東洋バスの独占地域であり、本数もそこそこに多い。長らく長作町までの運行であったが、2006年に花島公園発着が新設されると、徐々に長作町止は花島公園止にシフトされていく。長作地区の道路が狭隘のため、中型車を使用する。
・[231]海浜幕張駅 ~ JR幕張駅 ~ 長作町
【海浜長作線】[230]に対して、海浜幕張駅まで至る便が[231]である。JR幕張駅~三代王神社を2回通る。
・[232]海浜幕張駅 ~ JR幕張駅 ~ 長作町 ~ 花島公園
【海浜花島公園線】[231]に対して、花島公園まで至る便が[232]である。2006年7月のダイヤ改正で新設された系統である。花島公園発着は新設当時、1日4往復だったと記憶しているのだが、長作町止を延長するカタチで徐々に本数が増え、現在は長作町止のほうが少数派になっている。
・[233]JR幕張駅 ~ 長作町 ~ 花島公園
【幕張花島公園線】[232]に対して、JR幕張駅までの区間便が[233]である。
・[234]マリンスタジアム ~ JR幕張駅 ~ 長作町 ~ 花島公園
【マリンスタジアム花島公園線】[232]に対して、マリンスタジアムまで至る便が[234]である。
・[235]マリンスタジアム ~ JR幕張駅 ~ 橋戸 ~ 花島公園
【マリンスタジアム花島公園線】[235]は2007年7月に新設された系統で、[234]に対して長作地区に入らずに、橋戸及び長作交差点を経由する。早朝及び深夜の運行となっている。
・[236]JR幕張駅 ~ 橋戸 ~ 花島公園
【幕張花島公園線】[235]に対して、JR幕張駅までの便が[236]である。
◇240番台:海浜幕張方面
・[240]JR幕張駅 ~ 海浜幕張駅
【幕張海浜線】JR幕張駅から海浜幕張駅・マリンスタジアム方面は、JR幕張駅以北、すなわち八千代台及び長作町方面からの便の一部として運転されているが、JR幕張駅以南のみを走る便も存在し、それがこの[240]である。
・[241]JR幕張駅 ~ 海浜幕張駅 ~ マリンスタジアム
【マリンスタジアム幕張線】[240]に対して、マリンスタジアムまで至る便が[241]である。
・[242]幕張駅入口 ~ 海浜幕張駅
【幕張線】幕張駅入口と言えば、千葉海浜交通が美浜区の海浜ニュータウンの輸送の際に設けたかつてのバスターミナルだが、そこへ東洋バスが1997年に乗入れている。当時は幕張ベイタウンを結ぶ路線(ベイタウン線)の起点だったようだが、現在は海浜幕張発着便のみが残る。本数は片道1本と壊滅的、免許維持路線か。
◇260番台:幕張本郷方面
・[260]幕張本郷駅 ~ 海浜幕張駅
【本郷海浜線】[260]は2006年7月に新設された系統で、幕張本郷駅と海浜幕張駅を幕張町四交差点経由で結ぶ路線である。千葉シーサイドバスとしては初の大型車使用の路線であり、このとき初めて独自塗装の大型車が2台導入された。なお、平和交通も同一ルートで路線を運行している。
・[261]幕張本郷駅 ~ 海浜幕張駅 ~ マリンスタジアム
【マリンスタジアム幕張本郷線】[260]に対して、マリンスタジアムまで至る便が[261]である。
◇270番台:幕張本郷方面
・[270]幕張本郷駅 ~ JR幕張駅
【本郷幕張線】[270]は幕張本郷駅とJR幕張駅を幕張町四交差点経由で結ぶ路線である。車両運用は[260][261]と共通で大型車を使用する。[260][261]の出入庫系統と言ってもよさそうである。
余談
千葉シーサイドバスの系統番号は2006年7月の幕張本郷駅乗入れ(後述の260・270番台)の際に、初めて車両の行先表示に出現しており、この頃から番号の設定がなされているものと思われるが、枝線の最若番である一の位が2(例えば[212])の路線に、2007年7月に実施されたマリンスタジアム発着便が食い込んでおり、結局のところいつ頃設定されたのかはイマイチ不明である(空きとなっている番号にマリンスタジアム発着便を押し込んだ可能性もあるが)。
なお、番号の表示はオージ製の行先表示器を搭載した車両のみで実施されており、経年車を中心としたレシップ製では番号の表示は行なわれていない。また、親会社である東洋バスと同じく、一般への案内等には下記の【 】で表記した路線名が使用されており、今のところ、番号はバスの行先に付帯してただ表示されているだけのものとなっている。
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