2007.01.28
"「特急開運号」リバイバル運転"、というわけで34年振りに運転された「開運」号、午前と午後とで回送も含めて2往復運転された。来春に引退が予定している3200形の事実上の最後の花道となった。
当初、天気はあまりよろしくないと報じられていたが、大きな崩れも無くてよかった。特に午前中は太陽も出てくれていたのは「開運」パワーだったりして(笑)
以下に今回の運転で3298編成に施された装飾などをまとめてみる。
▼「開運」ヘッドマーク
今回の運転の目玉と言ってもいいと思う、当時実際に使われていたという「開運」の行灯式ヘッドマーク。当日の運転では、普段使用されている貫通扉からヘッドマーク掲出用に準備された貫通扉へと扉ごと交換、そして「開運」運転時にこのヘッドマークが先頭に来るよう、午前は成田方、午後は上野方へと付け替えるという力の入れよう! 日中は分かりにくかったが、しっかりと電照していたことも特筆される。なお、「開運」用の貫通扉は廃車となった3280編成のものだった模様。
▼「開運」のヘッドマークを模したヘッドマーク
行灯のヘッドマークは1つしか残っていなかったため、行灯式が装着された逆エンド側(回送時先頭となる側)には、行灯式を模したヘッドマークが掲出された。
▼「指定特急」、「号車番号」の表示
運転当時は札を札受けに差し込むカタチのものだったが、今回の運転ではステッカーながらこれらもしっかりと再現され、当時の雰囲気をいっそう感じさせる要素となった。
▼運番の"表示"
今回の「開運」号の運番は、ダイヤ上では「S11」、「S13」だったようだが、実際の車両ではなんと当時と同じ「H1」「H3」を表示! 正直、ここまでするとは思わなかった(^^ゞ
▼行先表示等
種別は「臨時」を表示、行先は無表示。駅のLED発車案内装置は「団体専用」などと案内されていた。
今回の運転では、「開運」のヘッドマークを初めとして、当時の列車をできるだけ再現しようという雰囲気が伝わってきており、関係各位にはただただ拍手をしたいという気持ちである。今後もこういったすばらしいイベント列車をぜひぜひ期待したいと思う。
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