2007.11.28
平日917レは、京急車による快速成田行である。

京急600形 604編成
2007.11.14/船橋競馬場〜谷津

京急600形 602編成
2007.11.28/平和島
- [平日]917H 快速成 田行
- 始発:羽田空港954 → 終着:成 田1154
- ダイヤ:2006.12.10改正
- 備考:品川まで917SH、押上までエアポート快特
これまで京急車による成田行は数多く運転されてきたが、2006年12月ダイヤ改正で日中の快速が佐倉止まりとなってしまったために、一転して唯一の成田行となってしまったのが917Hレである。この917Hレ、個人的には現ダイヤで最も謎な列車のように思うのだが・・・。
というのも、成田行の快速は朝夕に多数運転されているが、8時台後半から16時台にかけては佐倉止まりとなっており、この時間帯に突如として1本だけ成田行が現れるというわけである。成田到着後、宗吾車両基地にいったん入庫する運用となっているものの、佐倉~宗吾参道間は多数の回送が運転されており、この列車も回送で宗吾まで運転させれば済むのではと思うのだが・・・う~む、謎である。
結果的に、佐倉から10A05レの4分後追いとなっており、あまり意味があるとは思えない続行運転となってしまっている。他社所属車両の走行距離調整・・・とも考えられるが、来月のダイヤ修正で京成車に置き換わっても佐倉止まりとはならず、不可解な成田行は残存することとなってしまった。
12月2日以降、京急車の営業運転は佐倉まで、入線は宗吾参堂(85H運行の宗吾車両基地一時入庫)までとなり、昨年に引き続いて、乗り入れ区間が若干ではあるが縮小されている。
関連記事
四直珍列車研究 15 - 平日 2250H
夜な夜な走る急行品川行。品川は京急本線の起点であるため、品川行は星の数ほど運転されているが、都営線方面からの品川行となると話は別。平日2本、土休日1本のみの希少種で、本日取り上げるのはその中で...
四直珍列車研究 13 - 平日・土休日 401A
京急線の横浜方面~羽田空港のアクセスは今でこそ特急が日中20分毎で運転されているが、全てはこの列車から始まったといっても過言ではないだろう。401A、三浦海岸始発快特羽田空港行である。現在も...
四直珍列車研究 12 - 平日 6A15
平日早朝に1本だけ設定されている珍列車。6A15レは平日早朝の下りに1本だけ設定されている東成田行である。東成田行そのものはかつて東成田が終点だったこともあって、芝山千代田行よりも見慣れている...
四直珍列車研究 11 - 平日 1912T・1950T
以前、夕方下りの通勤時間帯を走る都営車として1613Tと1751Tを挙げたが、今日触れるのはそれら列車の折り返し、1912T・1950Tである。両列車とも夕方のラッシュ輸送に参加した後、13Tは...
四直珍列車研究 10 - 平日 1655K
京成車の6年ぶりの北総線乗入れ。2006年12月ダイヤ改正で京成車の北総線乗り入れが復活した。北総線の終端:印旛日本医大まで1往復、平日の1655Kレ~1854Kレがそれである。定期列車における...
最新記事
2025.03.31
新京成線 新津田沼駅の0キロポスト
歴史の証人。まもなく終わりを迎える新京成線。そんな同線の歴史を開業から見守り続けてきたものがある。新津田沼駅に設置されている、0キロポストだ。新京成線の距離上の起点が、ここ新津田沼にあることを...
2025.03.28
京成3500形 3556編成など6両が営業運転終了
京成3500形に廃車が発生。新型車両3200形の導入に伴い、3500形に廃車が発生している。廃車となったのは、3556〜3553と3552、3551で、導入された3200形と同数となる6両...
- 京成
- タグはありません
2025.03.24
京成3200形 営業運転開始
まさに「令和の赤電」。2月22日、京成電鉄の新型車両3200形デビューした。2024年度導入分の6両が、3204+06-05という編成を組んで6両編成として運用に入っている。遅ればせながら...
2025.03.17
さようなら JR東日本E217系
さようなら、E217系。3月15日、JR各社を始めとした3月の全国的なダイヤ改正が実施された。列車や車両が新しく生まれ、または消えていく。そんな季節が今年もやってきた。JR東日本の横須賀・総武...
2025.03.12
京急600形・2100形 側面の行先表示器をLED化
京急600形と2100形、側面の行先表示器がLEDになる。京急600形と2100形で、側面の行先表示器のLED化が進んでいる。2024年10月下旬にLEDとなった602編成と607編成、2157...