東武野田線60000系 デビュー +走行音
2013.06.16
東武野田線に革命が起きたといってもいい。たぶん。
6月15日より営業運転を開始した東武野田線の60000系。これまでボロ8000系の巣窟だった同線にとって純粋な新型車両が導入されるのは実に70年ぶりだそうで、60000系の野田線への導入が発表された時の衝撃たるや、そりゃもう凄いものであった。デビュー初日の15日は柏駅で出発式がとり行われたほか、通常であれば大宮〜柏間だけを走る運用のところ、わざわざ運用変更をして船橋線(柏〜船橋間)にも走らせた。こんなところからも、東武鉄道としての60000系への力の入れよう、期待感、希望が伺えよう。
私はデビュー翌日の16日に早速乗ってきてみた。走行音を録ったので、掲載してみようと思う。時期柄、空調が作動しているが気にしないで頂戴。
東武60000系モハ62601 川間→七光台
東武60000系モハ62601 野田市→梅郷
VVVFは50000系列に引き続き、HITACHI製のIGBT-VVVFが採用されたが、その音は50000系列よりもJR東日本E233系の近郊型に近いものとなっている。VVVFインバータはモハ62600形に1C4M×2群が、モハ65600形に1C4Mのものが搭載される。編成は柏方よりTc1-M1-M2-T1-M3-Tc2で、6両編成で3M3Tの構成となっている。パンタグラフは、M1車、M3車の大宮・船橋方にそれぞれ1基が載る。主電動機は密閉型の三相かご形誘導電動機が採用され、保守性、静音性の向上が図られている。なお、東武鉄道では30000系モハ35602で永久磁石同期電動機(PMSM)の試用が行われているが、今回の60000系では採用が見送られた。ブレーキは全電気ブレーキ対応である。
このほか、照明類にLEDが採用されているのが特徴で、室内灯はもとより前照灯もLEDにすることで、省エネルギーに配慮した仕様となっている。各ドア上には野田線初となる車内案内用の液晶ディスプレイ(17インチLCD)を1枚装備。支線用の新車だからといって手抜きをせず、できる限り最新のものを取り入れており、全体的にいい車両に仕上がっているという印象である。
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