2017.12.26
ところ変わってフアランポーン駅である。今回はホテルがフアランポーン駅の近くだったもんで、これ幸いにと駅の様子をちょくちょくと見に行くことができた。
前回の記事にてバンスー新ターミナルをご紹介したが、フアランポーン駅はまだまだバンコクの中央駅である。フアランポーン駅を訪れるのは2015年春以来2回目になるが、相変わらず中央駅らしい活気に溢れていた。ただ、今回はタイミングとしてはプミポン国王が崩御なされた直後で、フアランポーン駅が弔問の場となっていた王宮前広場への中継地点になっていたこともあり、駅構内や駅周辺は黒いTシャツを着た大勢の人が見られた。そういう意味では、普段のフアランポーン駅とは少し異なった様子だったのかもしれない。
さて、タイ国鉄といえばJR西日本から譲渡された14系・24系客車がこの時はまだ現役であった。折しも中国中車製の新型客車が試運転を実施しているという情報も入ってきており、14系・24系はいつ運用撤退してもおかしくない状況にあった。せっかくタイに来たのだから、14系・24系が現役であるうちにその姿を見ておきたい。そう思ってフアランポーン駅構内をうろうろしていると、妙に国鉄の臭いがムンムンしている一角が! いましたぞ、14系・24系。
◆ ◆ ◆
この14系・24系を見てから3週間ほど、11月11日、ついに中国中車製の新型客車が運用を開始したとの報が入ってきてしまった。新型客車はそれまで韓国製客車にて運転されていた1・2レを置換え。さらに玉突きでその韓国製客車が14系・24系の13・14レを置換えたため、タイ国鉄の14系・24系は定期運用を失ってしまった。この記事を公開した時点で14系・24系の定期運用離脱から1年以上経過しているが、14系・24系がはたしていまどのような処遇になっているのかいまいちよくわからない。残念ながら乗車することは叶わなかったが、現役のうちに対面できたのは幸いであった。
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