2023.08.30
京成車の新鎌ヶ谷行が登場。
- [土休日]1872K 普通新鎌ヶ谷行
- 始発:印西牧の原1832 → 終着:新鎌ヶ谷1847
- ダイヤ:2022.11.26改正
- 備考:
2022年5月に会社創立50周年を迎えた北総鉄道。この年、北総鉄道では創立50周年を記念したさまざまなイベントを行ったほか、10月には累積赤字の解消を背景とした運賃値下げを実施。同社にとって長年の懸案事項だった高額運賃問題がひとつの区切りを迎えた。列車の運行面では、2月ダイヤ改正で新鎌ヶ谷から先の千葉ニュータウン区間内のみを走る区間列車が21年ぶりに復活。北総にとって2022年は創立50周年という節目以上の、メモリアルな1年になった。
千葉ニュータウン内の移動促進を目的に設定された区間列車は、同年11月ダイヤ改正で早くも増発。土休日ダイヤにおいて10往復分の列車が追加され、平日6往復、土休日12往復の陣容となった。その中で登場したのが表題の土休日1872Kレ普通新鎌ヶ谷行である。それまで定期列車の新鎌ヶ谷行は北総車か都営車だったので、土休日に1本のみながら、初めて京成車の新鎌ヶ谷行が見られることとなった。
京成車の新鎌ヶ谷行は、10時過ぎに印旛車両基地に一時入庫する73K運行を活用する格好で設定されている。73K運行はもともと印西牧の原18時40分発普通羽田空港行として再出庫していたが、これを8分早めた上で新鎌ヶ谷行とした。新鎌ヶ谷到着後は折返し印旛日本医大行となり、その後は旧75K運行のスジに乗る形で羽田空港へ、折返しで京成高砂まで走って入庫となる。
普通新鎌ヶ谷行のLED表示は京成車と北総車で共通だが、やはり赤と青の帯をまとった京成車の新鎌ヶ谷行は北総車のそれとは一味違った雰囲気を見せている。残り1本となっている3400形ももちろん充当することが可能で、その場合は方向幕の新鎌ヶ谷表示が見られる。
関連記事
四直珍列車研究 129 - 平日 2124
品川始発の普通堀ノ内行が登場。京急線で2022年11月に実施されたダイヤ改正は、京急自ら「23年ぶりの大幅ダイヤ改正」と表現するほど大きなものであった。日中時間帯の運行パターンの刷新については...
四直珍列車研究 127 - 平日 1586H
立場が逆転した快速特急三崎口行。2022年2月ダイヤ改正で登場した京急線京急久里浜・三崎口発着の京成押上線内優等列車。この運行系統については、以前の記事で多数走る快速特急三崎口行の中で1本だけ...
四直珍列車研究 126 - 平日 1069K
2022年11月ダイヤ改正で登場した珍快速。平日1069Kレは西馬込始発の快速青砥行である。2022年11月ダイヤ改正で設定された列車で、平日に1本のみ見られる珍列車となっている。快速は...
四直珍列車研究 125 - 平日 1723N
さようなら、北総急行。まもなくダイヤ改正が実施される。ダイヤ改正直前の四直珍列車研究は、恒例の消えてしまう珍列車のご紹介。今回は、ダイヤ改正で廃止となる北総線の急行列車(北総急行)を惜別記念と...
四直珍列車研究 124 - 平日 1854T
ありそうでなかった快速特急西馬込行が登場。2022年2月ダイヤ改正では、京成本線を走る都営車がやたらと増えたことを以前の記事で紹介した。平日14往復分、土休日11往復分の設定はおそらく過去最多...
最新記事
最新記事
四直珍列車研究 134 - 平日 1681K
京成車の特急泉岳寺行が登場。平日1681Kレは、京成車で運転される特急泉岳寺行である。2023年11月ダイヤ改正で登場した列車となっている。京成車の泉岳寺行は都営浅草線西馬込始発のものは数多く...
京急1000形 「京急夏詣号」運転(2024年)
空とあなたと夏詣。京急電鉄では、6月末より「京急夏詣キャンペーン2024」の実施に合わせて、「京急夏詣号」の運転を行っている。「夏詣」キャンペーンは同社が2019年度より毎年実施しているもので...
都営浅草線 自動放送どうするの問題を考える
都営浅草線の自動放送どうするの問題を考える。列車内における案内として重要なアナウンス。アナウンスでは列車の種別行先や次駅の案内が行われるが、昨今では自動放送が主流となっており、車掌が自らの肉声で...
船橋新京成バス2741号車 「ふなっしー号」
「ふなっしー」なバスが走る。船橋新京成バス2741号車が特別仕様「ふなっしー号」として走ってる。「ふなっしー」といえば千葉県船橋市を中心に暴れている同市で人気の非公認キャラクターだが、2023年...
北総車の京急線内特急運転が復活
約19年ぶりに復活した北総車の京急線内特急運転を見る。京急線に大きな変化をもたらした2022年11月ダイヤ改正。京急自ら「23年ぶりの大改正」としたこのダイヤ改正では、特に日中時間帯の運行...