2006.02.02
いやはや、久々に大物ネタを追っかけてしまいました^^ゞ 長い間、東急車輛というベールに包まれていた北総7500形だが、ついに昨日1日の午前中に出場、そして自力で印旛車両基地まで回送された。ここではこの車両の特徴を簡単に探ってみようと思う。
北総の純粋なる新型車両としては15年振りとなる7500形は、京成グループ標準車両の第3弾というカタチとなった。新形式車両であるにもかかわらず自力で回送されたのは、見た目だけでなく仕様が京成3000形・・・とりわけ3000形4次車と同一だからかと思われる。 3000形4次車の8連バージョンとみてもよさそうだ。
さて、7500形の特徴を挙げるとすれば、3000形との違いを探すことになるが、色が違うことぐらいしか見当たらない。側面及び前面のラインカラーは2色の濃淡のブルーを配していて、これが北総車である証となっている。車番は3000形と同一箇所・同一方法で表示。室内も京成同様の紫のシート柄を採用しており、3000形と同一か。また、先頭車両に新京成で用いられているSR無線の台座も付いているが、これは将来新京成へ乗り入れる準備・・・ではなく、3000形4次車と同仕様ということが要因と思われる。
特筆するのは2点。まずは「HOK'SO」ロゴ。新登場となるこのロゴは、車体の前面及び側面に貼られている。貼り付け位置は、前面は貫通扉、側面は先頭車両が乗務員室直後、中間車両が真ん中のドアの戸袋部分である。その関係上、親会社の「K'SEI」ロゴの位置が、3000形と少し異なっている。
2点目は、先頭車両の側面、ドア間のラインカラーによく分からないデザインを施して、変化をつけてきた。公式に発表されていないから"よくわからないデザイン"としか言えないが、私には「飛行機」に見える。北総線は近い将来空港アクセスを担う路線になるし、それをよりアピールするために車両デザインに「飛行機」を取り入れてみた、といったところだろうか。羽田空港にも入線する車両であるから、両方向先頭車の「飛行機」は丁度いいかもしれない。
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