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2007.02.08

昨年は岩戸線が運休したり、八千代医療センター線が開業したりと、おそらく近年では最も動きのあった年だったかと思われる東洋バス。昨年の9月の記事で系統一覧を書いてみたが、それも古くなってきたということで、ここらで一旦、路線をまとめてみたい。

東洋バス路線一覧<2007年2月1日現在>

◇10番台:米本団地方面
・[11]勝田台駅 ~ 下市場 ~ 米本団地
【米本団地線】 [11]は勝田台駅と八千代市北部に位置する米本団地を結ぶ路線で、バスは勝田台駅南口ターミナルを発着する。かつては16号をさらに北進し、北総線小室駅まで至る路線、下市場を通らずに陸橋を走る陸橋経由と称する路線もあったが、現在は表題の1系統のみとなっている。

・[15]八千代中央駅 ~ 体育館前 ~ 米本団地
【米本八千代中央線】 八千代中央駅から市民会館・村上橋など通って米本団地まで至る路線。八千代中央駅を出たバスは旧道に入り、村上橋で新川をパスの後、米本の交差点で16号に入る。米本団地のアクセスというと[11]という印象があるが、こちらもそこそこ本数は多く、後述の[16]を合わせると日中は概ね1時間に2本は走っている。

・[16]八千代台駅 ~ 八千代中央駅 ~ 体育館前 ~ 米本団地
【米本八千代台線】 [15]に対して、八千代台駅まで至る便が[16]である。八千代台駅から高津川・市役所前を通って八千代中央駅に至る。番号的には[15]の延長路線に見えるが、路線としての歴史はこちらのほうが古いようである。

・[17]八千代中央駅 ~ 八千代松陰高校 ~ 米本団地
【米本八千代中央線】 [15]に対して、八千代松陰高校を経由するのが[17]である。宮内の交差点から16号に入る。八千代松陰高校の通学の足の確保が目的のようで、朝の6時~8時台に米本方面行が設定されている。

◇20番台:村上団地方面
・[21]勝田台駅北口 ~ 村上団地
【村上団地線】 勝田台駅と村上団地を結ぶ路線。団地住民の足ということもあり、日中も高頻度で運転されている。村上団地内のバス停は「村上団地第○」と称しており、終点は「村上団地第一」だが、行先の表示は「村上団地」である。終点に着いたバスは村上車庫で折り返すが、村上車庫までの客扱いはしない。

・[22]八千代中央駅 ~ 村上駅 ~ 市民会館 ~ 村上団地
【八千代中央村上線】 八千代中央駅と村上団地を結ぶ路線。平日の朝に1往復が設定されているのみで、いわゆる免許維持路線ということだろうか。現在、新川大橋を通る唯一の路線でもある。村上駅ではわざわざロータリーに入るが、客が乗っているのを見たことが無い・・・。

・[23]勝田台駅北口 ~ 上高野工業団地 ~ 村上車庫
【村上車庫線】 勝田台駅から上高野工業団地を通って村上車庫へ至る路線。上高野工業団地の通勤の足としており、便は朝と夕方に設定されている。一見すると[61]の枝線に見えるが、車両運用が共通ということから[21]の枝線という扱いのようだ。

◇30番台:高津団地方面
・[31]八千代台駅 ~ 高津川 ~ 高津団地
【高津団地線】 八千代台駅と高津団地を結ぶ路線で、こちらも団地住民の足であるので日中も高頻度で運転されている。八千代台駅は駅前ロータリー手前の専用バス停を発着する。

・[32]八千代台駅 ~ (新道経由) ~ 高津団地
【高津団地線】 [31]と同じく八千代台駅と高津団地を結ぶ路線だが、途中をショートカットする新道経由と称されるのがこの[32]である。通勤時間帯に合わせる形で運行されており、朝と夕方に数本が設定されている。

・[35]八千代台駅 ~ 高津団地 ~ 緑が丘駅
【八千代台緑が丘線】 高津団地からさらに北進して東葉高速鉄道線の緑が丘駅まで至るのが[35]である。八千代台~高津団地の路線と高津団地~緑が丘駅の路線をくっつけたような感じである。そのためか「高津団地」では、乗車と降車で場所が若干異なる。

・[36]高津団地 ~ 緑が丘駅
【高津団地緑が丘線】 [35]に対して、高津団地~緑が丘駅のみを走る区間便が[36]である。車両運用上の都合という面が大きいと思われ、緑が丘駅行が朝と夕方にそれぞれ1本が設定されているのみ。

◇40番台:八千代工団方面
・[41]八千代台駅 ~ コーシン牛乳 ~ 緑が丘駅 ~ 京成バラ園 ~ 八千代中央駅
【八千代台八千代中央線】 八千代台駅から緑ヶ丘駅を経由して八千代中央駅まで至る路線。元々は八千代台駅から工業団地のアクセスとして開設したようである。東葉高速鉄道線開業で緑が丘駅・八千代中央駅まで至るようになった。当初は一本松~緑が丘駅を2度通るような経路だったが、貞光寺野~緑が丘駅~一本松というように改められた。

・[42]高津入口 ~ コーシン牛乳 ~ 緑が丘駅
【高津入口緑が丘線】 [41]に対して、高津入口~緑が丘駅のみを走る区間便が[42]である。早朝に1本、緑が丘駅行が設定されているのみである。新山営業所から緑が丘駅への車両の回送のついでに一部を営業運転する形をとっているのだと思う。

・[43]八千代台駅 ~ 緑が丘駅 ~ 八千代中央駅 ~ 八千代医療センター
【八千代台医療センター線】 [41]に対して、八千代医療センターまで延長して運行する便が[43]である。2006年12月の八千代医療センター乗り入れに伴う新系統。[41]の一部が[43]になるカタチとなった。日中は[43]と後述の[50]で八千代中央駅~医療センターが10分ヘッドとなるようなダイヤがつくられている。

◇50番台:八千代台北方面
・[50]八千代台駅 ~ グランド前 ~ 八千代中央駅 ~ 八千代医療センター
【八千代台医療センター線】 2006年12月の八千代医療センター乗り入れに伴う新系統。番号は[50]が与えられており、50番台の新しい幹線格である。八千代台北地区の道路が狭隘路のため、車両は中型が使用される。

・[51]八千代台駅 ~ グランド前 ~ 市役所前 ~ 八千代中央駅
【八千代台八千代中央線】 [50]に対して、八千代台駅~八千代中央駅の区間便が[51]である。八千代台駅~八千代中央駅を結ぶ路線は3系統あるが、そのうち最も東側を走る。余談ながら、起終点に基づく路線名称が40番台とほとんど被っており、案内上混乱の原因になりそうで心配である。

◇60番台:もえぎ野方面
・[64]勝田台駅北口 ~ はばたきセンター ~ もえぎ野車庫
【もえぎ野車庫線】 勝田台北部に位置するもえぎ野地区のアクセスとして開設された比較的新しい路線。岩戸線無き今、60番台の幹線格である。車両はもえぎ色にラッピングされた中型ロング車両が専用で入っている。

・[66]勝田台駅北口 ~ はばたきセンター ~ もえぎ野車庫 ~ 阿宗橋
【阿宗橋線】 2006年10月の岩戸線休止に伴う新系統。岩戸線の八千代市側の代替として、[64]の一部を「阿宗橋」(「阿蘇橋」を八千代市側に移転・改称)まで延長運転したものである。車両も[64]と同じラッピング車が使用されている。

◇70番台:宮ノ台方面
・[71]勝田台駅北口 ~ 宮ノ台入口 ~ 勝田台駅北口
【宮ノ台線】 勝田台駅から、上高野の住宅地区を通って佐倉市の宮ノ台まで至る路線。西谷津から西谷津公園まではラケット状の循環で、宮ノ台入口行はそのまま勝田台駅北口行となり、乗客も通しで乗ることが出来る。行先のLEDは、勝田台駅北口では「宮ノ台入口」、往路の京友会団地入口を過ぎた時点で「勝田台駅北口」となる。

・[72]勝田台駅北口 ~ 宮ノ台入口 ~ 西谷津公園
【宮ノ台線】 [71]に対して、西谷津公園止りの便が[72]である。ラケット状の路線のため、客扱いは宮ノ台入口までではなく西谷津公園まで行なわなければならない。西谷津公園に到着したバスは、回送となって勝田台駅北口まで戻るか新山営業所に帰るかである。

・[73]西谷津 ~ 宮ノ台入口 ~ 勝田台駅北口
【宮ノ台線】 [72]が宮ノ台地区止りなのに対して、[73]は宮ノ台地区発の路線である。同じくラケット状の路線のため、客扱いは西谷津から行なう。朝に設定されている。

◇80番台:八千代医療センター方面
・[80]八千代中央駅 ~ 八千代医療センター
【八千代中央医療センター線】 2006年12月の八千代医療センター乗り入れに伴う新系統。[43]でも[50]でもない八千代中央駅~八千代医療センターのみを走る路線である。番号は[80]が与えられ、新たに80番台が起こされた。平日朝に数本のみという少数派。


補足
・ 路線番号は二桁の数字を用いる。
・ 路線番号の二桁のうち、十の位は路線の走る方面を表す。
・ 一の位の最若番である「0」あるいは「1」が幹線格、「2」以下は経由違いなどの枝線を表しているっぽい。
・ 経由違いはもちろん、経由地が同じでも行先が異なる、さらには出発地が異なる場合でも異なる路線番号を与える。
・ そのため、1日に1本しか使用しない系統番号がかなり存在する。
・ 十の位を別にするとまでいかないが、行先等が大きく異なる場合、+5番台を与えることがある。(例:[15])
・ 【 】は路線名称。案内はこちらを用いることが多い。

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