2008.04.09
ライバルの「成田エクスプレス」の新型E259系に先を越されてしまったが、本日都内某ホテルにて、山本寛斎氏による新型スカイライナーのデザインが発表された。主役は遅れてやってくる・・・じゃないが、次世代空港アクセスの主役が満を持して登場したわけである。このために専用Webサイトを作って広報、流石に色々なところから気合の入りようが感じられる。まあ、詳細は公式Webサイトや報道を見ていただくとして、ここからは種々所感及び観察等々をテキトーに。
◆外 観
山本寛斎氏デザインの新型スカイライナー。成田空港という日本の玄関へのアクセスを担うということから、全体的に「和」をイメージしてデザインされている。外観はというと、テーマは「風」だそう。既報の通り前面は流線型となっており、日本刀をも連想させる鋭いイメージ。AE100形のように貫通扉は無い。ボディーは"ストリームホワイト"及び幕板部と天井を"ウインドブルー"で塗り分けるといった最近一部で流行りの配色。ここらへんE259系とカブってしまったような気がするのだけど、それだけ無難なデザインにまとめてきたということだろうか。さらに、窓下に2本同色のラインが入る。"ウインドブルー"は現行AEの青と比較するとかなり濃い青となっているようで、"ストリームホワイト"とのアクセントとなっているほか、高級感を与える存在にもなっている。
◆内 観
テーマは「凛」。日暮里から空港までが36分というから、長く乗ってもらうためのデザインではなく、あっさりとした印象となっている。
◆形 式
予想されていたAE200形ではなく、原点回帰の意味もこめてAE形と相成った。各車両への付番はAE1-8、AE1-7、・・・、AE1-1のように3000形と同様ハイフン入りとなる模様。そうすると、2編成目はAE2-8、AE2-7、・・・になるのだろうか。
◆走行機器類
VVVFインバーター制御、最高時速は160km/h。8両編成で6M2T。パンタグラフは偶数号車にシングルアーム式が1基ずつ搭載されるようで、どの号車がモハなのかサハなのかについては今のところ読み取れない。台車はボルスタレスとなる模様で、振動防止としてヨーダンパが付く。一時期3500形等を用いて実施した台車試験の結果が反映された形となっている。
◆案内表示類
24インチの大型液晶ディスプレイをデッキとの仕切り上部に設置。今のところ京成初の液晶ディスプレイ搭載となる。簡単なニュースを流してくれると嬉しいかも。車体側面の行先表示はフルカラーLEDを採用する模様。現行の通勤車両もフルカラーにしてくれれば・・・。前面の運番表示はオレンジのLEDとなる模様。
◆運 用
新高速経由の「スカイライナー」が主になるわけだが、その他「モーニングライナー」「イブニングライナー」は存続する模様。日中の本線経由の「スカイライナー」についても一部が存続する可能性もあるとのこと。
◆登 場
8連×8本予定で、第一編成は2009年5月登場予定とのこと。
◆ ◆ ◆
ところで、デザイン発表会の模様を各報道で見てみると、1/1のモックアップが製作されたようなのだけれど、これをどこかに展示してくれないかのぅ、宣伝も兼ねてってことで。
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