2012.07.02
ベトナム、ホーチミン・シティの路線バス事情の車両篇、その2は少数派の車両たちである。
以下、チョロンのバスターミナルで見かけたバスを羅列する。
やはり韓国製の車両が多い印象である。このほか、ベンツのエンブレムが付いている車両や香港で走っているような2階建バス、日本のスズキ製軽トラを改造して荷台部分に人が乗れるようにしたミニバス(・・・と呼んでいいのか分からないが)が走っていたが、これらは残念ながら写真は撮れなかった。
全体としてはいかにも使い込まれた経年車が多く、ここらへんは先進国と比較すると見劣りしてしまうのは仕方のないところである。バリアフリーという概念もまだまだ存在せず、前回ご紹介した大型車がスリーステップ車であるほか、ほとんどがツーステップ車であり、1系統用の最新型車両もツーステップ車であった。かろうじて、車椅子ステッカーを付けた車両がワンステップ車だったという程度である。
経年車が多いということは、燃費や排気ガス等の問題が改良されている新型車両と比較すると環境にも悪いということになってしまうが、ホーチミン市当局としても何もしていないわけではなく、1兆9000億VND(ベトナム・ドン、約75億円)を投入して2015年までに1680台の車両を購入するとの報道があった。これから車両の若返りが図られていくことになるのだろう。
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