2015.03.31
年度末ということで、2014年度の車両の動きをまとめてみよう。
京成電鉄
- 新造車両 - カッコ内は入線日
3029-8-3029-7-3029-6-3029-5-3029-4-3029-3-3029-2-3029-1(3/16)
3030-8-3030-7-3030-6-3030-5-3030-4-3030-3-3030-2-3030-1(2/3)
- 返 却 - ※北総鉄道から
7268-7267-7266-7265-7264-7263-7262-7261
(↑3316-3315-3314-3313+3308-3307-3306-3305)
- 貸 出 - ※北総鉄道へ
7818-7817-7816-7815-7814-7813-7812-7811
(↑3748-3747-3746-3745-3744-3743-3742-3741)
- 廃 車 - カッコ内は営業運転終了日
3304-3303-3302-3301(2/28)
3308-3307-3306-3305(3/22)
3316-3315-3314-3313(3/22)
3344-3343-3334-3333(2/28)
今年度は3000形の10次車となる8両編成2本(3029編成:総合車両製作所(J-TREC)製、3030編成:日本車両製)が新造され、3300形16両が廃車になった。廃車となった3300形は、最後まで残っていた3304編成と3344編成、および2006年3月から北総鉄道7260形として走っていた3308編成、3316編成である。これにより、京成3300形と北総鉄道7260形は形式消滅、いわゆる赤電などと呼ばれてきた3000系列が全車引退となった。3300形と7260形の引退にあたっては京成と北総でそれぞれさよなら運転が実施され、最後の花道を飾っている。
また、7268編成が北総鉄道から京成に返却されたことから、その代替として3700形3748編成が北総7800形7818編成として北総鉄道へ貸出となった。3700形としては北総7808編成となった3808編成以来2本目の離脱となっている。これまで北総鉄道へは経年車が小刻みな貸出・返却を繰り返していたが、これが3700形の貸出に統一されたことで、今後しばらくは北総鉄道との車両のやりとりはなくなりそうである。
さて、3300形が全車引退したところで、今後の車両の動きを少し予想してみよう。ダイヤ改正にて8両編成の運用増がないとすると、来年度から3000形6両編成の新造が再開するものと思われる。これにより、3500形の6両編成を4両にバラして、3500形未更新車を淘汰する。3500形未更新車は、検査期限を踏まえても、せいぜいあと2年といったところだろうか。
その後は3600形あるいは3400形の置換えに移行していくものと思われるが、更新も何もしないで使い続けている3600形と先代AE形の足回りを再利用した3400形とでどちらが先になるかはちょっと分からないところ。とは言え、3600形あるいは3400形の本格廃車が始まるのは最も早くて2〜3年後と思われるので、その時が近づいてくれば車両のほうに何らかの兆候が現れてくるだろうと思う。
あとアヤシイのはAE100形だが、これはもはやシティライナーをどうすんの? という感じ。車両単体でどうこうではなくてシティライナーに関する営業施策も絡んでいるだろうから、そこらへんの判断によりけりだろうか。
新京成電鉄
続いて、新京成の車両の動きも見てみよう。
- 6両編成化 -
8918-8917-8916-8913-8912-8911
8928-8927-8926-8923-8922-8921
8938-8937-8936-8933-8932-8931
- 廃 車 -
-8915-8914-
-8925-8924-
-8935-8934-
今年度はついに8900形の6両編成化が実施され、新京成電鉄から8両編成が消滅。全車両の6両編成化が達成された。9月30日より全ての列車が6両編成での運転となっている。車両の新造はなかったものの、8900形の6両編成化によって余剰となった中間車6両が廃車となっており、全体としては6両の純減となった。なお、8900形に廃車が発生するのは初めてのこととなる。
2014年度末現在の車両数は8000形4本24両、8800形16本96両、8900形3本18両、N800形3本18両の計156両で、列車本数の減量が始まった2010年7月のダイヤ改正以前と比較すると、この5年間で実に40両もの削減が実施されたことになる。
他方、車両の動きとは直接的な関係は無いが、8月に出場した8816編成、8918編成より新たに採用されたジェントルピンクのコーポレートカラーを基調とした新デザイン塗装とすることになった。今年度は前記2編成のほか、8801編成と8811編成、N828編成が新塗装となって出場している。今後、全般検査または重要部検査のタイミングで順次塗装変更を行って、遅くとも4年後には旧塗装が消滅する見込みとなっている。
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