2018.07.25
7月のある日、所用で静岡に行った際に静岡鉄道を少しばかり見てきたので、2018年夏における静岡鉄道の様子をレポートしよう。
静岡にはちょくちょく出かけているのだが、静岡鉄道をよく観察するのは2年ぶりになるらしい。さてその2年ぶりの静岡鉄道、何と言っても目についたのは、やはり新型車両A3000形が増えたこと。A3000形については2016年3月のデビュー早々にわざわざ見に行ったことがもはや懐かしくもあるのだが、それ以降、A3002編成(パッションレッド)が2017年3月24日に、A3003編成(ナチュラルグリーン)とA3004編成(ブリリアントオレンジイエロー)が2018年3月21日にそれぞれデビュー。現時点で4編成が揃っている。いま、静岡鉄道には全部で13本の編成が在籍しているので、その3分の1ほどがA3000形になったという計算だ。
この日は日中時間帯に走る8本の運用うち3本がA3000形で、A3001編成とA3002編成、A3003編成が走っていた(残念ながらA3004編成は車庫でお休み)。やはり数が増えた分だけ、見たり乗ったりする機会が着実に増えているといった感じ。パッションレッドのA3002編成とナチュラルグリーンのA3003編成は今回が初見になるが、沿線から見たこれらの編成はクリアブルーのA3001編成とはまたひとつ違った印象。異なるカラーリングの編成どうしが行き交う光景も楽しい。shizuoka rainbow trainsは沿線に新しい風景を作り出していっている。
他方、A3000形が増えた分だけ1000形の廃車が進行している。A3001編成がデビューした時点で1004編成が廃車となっていたが、さらに1002編成と1003編成が運用を離脱。ところで、A3000形が4編成導入されたのに対し、1000形の廃車は3編成にとどまっているのが気になるところ。予備車の確保といったところだろうか?
- 静岡鉄道
- タグはありません
関連記事
静岡鉄道 2018年夏 2 - ラッピング電車コレクション '18夏
7月中旬に訪れた静岡鉄道、その2は広告ラッピング電車をば。特に2018年夏の新作ラッピング電車を見てみよう。新型車両A3000形が徐々に数を増やす中、既存の1000形もまだまだ頑張っている。特に...
静岡鉄道 2016年春 3 - ラッピング電車コレクション '16春
4月に訪れた静岡鉄道、その3は広告ラッピング電車をば。特に2016年春の新作ラッピング電車を見てみよう。2016年春の新作ラッピング電車は、1002編成「静岡県立美術館30周年」ラッピング...
静岡鉄道 2016年春 2 - 新型車両A3000形 あれこれ
4月に訪れた静岡鉄道、その2は引き続きA3000形をば。前回の記事にて掲載し切れなかった写真を中心にあれこれ掲載する。A3000形についてはローカルのメディアでそうとう取り上げられたみたいで...
静岡鉄道 2016年春 1 - 新型車両A3000形 登場
4月中旬のある日、ちょいとぶらり静岡に行ってきましたよっ。例によって静岡鉄道を見てきたので、2016年春における静岡鉄道の様子を報告していこう。最近の静岡鉄道におけるトピックと言えば、何と言って...
静岡鉄道 2015年初秋 4 - 「ちびまる子ちゃん」ラッピング電車
2015年初秋の静岡鉄道、2015年の新作ラッピング電車第3弾は「ちびまる子ちゃん」である。昨今、マンガやアニメのキャラクターのラッピング電車が増えているが、清水が全国に誇るアニメ...
最新記事
最新記事
四直珍列車研究 134 - 平日 1681K
京成車の特急泉岳寺行が登場。平日1681Kレは、京成車で運転される特急泉岳寺行である。2023年11月ダイヤ改正で登場した列車となっている。京成車の泉岳寺行は都営浅草線西馬込始発のものは数多く...
京急1000形 「京急夏詣号」運転(2024年)
空とあなたと夏詣。京急電鉄では、6月末より「京急夏詣キャンペーン2024」の実施に合わせて、「京急夏詣号」の運転を行っている。「夏詣」キャンペーンは同社が2019年度より毎年実施しているもので...
都営浅草線 自動放送どうするの問題を考える
都営浅草線の自動放送どうするの問題を考える。列車内における案内として重要なアナウンス。アナウンスでは列車の種別行先や次駅の案内が行われるが、昨今では自動放送が主流となっており、車掌が自らの肉声で...
船橋新京成バス2741号車 「ふなっしー号」
「ふなっしー」なバスが走る。船橋新京成バス2741号車が特別仕様「ふなっしー号」として走ってる。「ふなっしー」といえば千葉県船橋市を中心に暴れている同市で人気の非公認キャラクターだが、2023年...
北総車の京急線内特急運転が復活
約19年ぶりに復活した北総車の京急線内特急運転を見る。京急線に大きな変化をもたらした2022年11月ダイヤ改正。京急自ら「23年ぶりの大改正」としたこのダイヤ改正では、特に日中時間帯の運行...