2012.04.25
少々鮮度落ちとなってしまった話題だが、静岡鉄道新静岡駅リニューアルを取り上げる。この新静岡駅のリニューアルは、新静岡センターの再開発に合わせて実施していたもので、新静岡セノバ開業に対応した2011年10月1日ダイヤ改正に合わせて正式にリニューアルオープンとなっている。
ビフォー・アフターの写真を見ていただければお分かりのように、基本的に軌道はいじっておらず、駅母屋や上屋などの躯体を徹底的に改修したものとなっている。最も大きく変わったのは旅客の動線で、改修前は地下1階にあった改札からのりばへ上がる構造となっていたが、改修工事で改札が地上1階に移り、電車に乗るために上下の移動を伴わなくなった。駅は新静岡セノバに直結しており、駅の入口から改札を通って電車のりばに至るまで一切の段差がない。実にバリアフリーな空間を実現しており、駅として模範とすべき構造である。
このほか、タッチパネル式の券売機、LCDによる発車案内、スレッドラインによる列車への注意喚起、シースルー形の改札等々、中小私鉄ながら大手私鉄顔負けの設備が整っている。さらにこれを機にサイン類も一新され、新しい静岡鉄道のロゴタイプが制定されるなどしている。
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