KSWeb

鉄道やバスなど、公共交通に関するディープな話題をお届けしています。

etc...

エトセトラ

2013.08.29

都営新宿線の8連運用、その4は京王多摩センター行である。

D16873.jpg

都営10-000形 10-190編成
2012.12.30/明大前-下高井戸

▲土休日早朝に走っていた快速京王多摩センター行

京王多摩センターもまた、車庫所在駅ではないが、一部の列車で設定されている行先である。京王相模原線の輸送量の関係で橋本まで行かずに京王多摩センター止としており、この中には都営車の京王多摩センター行もある。現行ダイヤにおける都営車8連の京王多摩センター行は、平日朝に設定されている2本のみで、かなりの少数派。いずれも都営新宿線内は各停、新宿から急行となる列車となっており、数少ない都営車8連の急行列車でもある。

それ以前は、土休日の早朝に快速京王多摩センター行というのがあった。桜上水を出庫して本八幡まで走った車両が折返し充当するもので、桜上水出庫ということもあって充当車の特定が容易な列車であった。

「京王多摩センター」は、10-000形の行先表示に入っている行先の中では最長の8文字。方向幕では「京王」の2文字を縦書きに、LEDでは「京王」と「センター」の部分を小さくして表示するなど、見やすさを保ちながら限られたスペースの中に文字を詰め込まなければならないという苦労がうかがえる。

  • 東京都交通局
  • タグはありません

関連記事

都営新宿線の8連運用 5 - 橋本行

都営新宿線の8連運用、その5は橋本行である。橋本は京王相模原線の終着駅であり、都営新宿線から笹塚以西に行く列車は基本的に京王相模原線との直通運転となっているので、都営新宿線の行先としては本八幡...

都営新宿線の8連運用 5 - 橋本行
都営新宿線の8連運用 3 - つつじヶ丘行

都営新宿線の8連運用、その3はつつじヶ丘行である。京王線内の行先ではそこそこ本数が多いのがつつじヶ丘行である。桜上水のような車庫所在駅でもなく、調布のような分岐駅でもないつつじヶ丘行が設定されて...

都営新宿線の8連運用 3 - つつじヶ丘行
都営新宿線の8連運用 2 - 本八幡行

都営新宿線の8連運用、その2は本八幡行である。西行き列車の基本が笹塚行ならば、東行き列車の基本は本八幡行であることに異論はないだろう。ただ、東行き列車は京王線から直通してくる列車もあるので...

都営新宿線の8連運用 2 - 本八幡行
都営新宿線の8連運用 - 笹塚行

京王線と相互直通運転を行なっている都営新宿線。京成、京急、北総と直通している都営浅草線や、東急、西武、東武と直通している東京メトロ副都心線などと比較するとかなり地味なのだが、その車両運用が意外と...

都営新宿線の8連運用 - 笹塚行
京王線 日本ダービー開催に伴う臨時飛田給行を運転 - 都営車篇

直通先にこき使われる都営10-000形。5月27日、京王電鉄では東京競馬場での日本ダービー(東京優駿)開催に伴う多客対応で府中競馬正門前始発飛田給行の臨時列車を6本運転した。毎年恒例の臨時列車と...

京王線 日本ダービー開催に伴う臨時飛田給行を運転 - 都営車篇

おすすめの記事

四直珍列車研究 134 - 平日 1681K

京成車の特急泉岳寺行が登場。平日1681Kレは、京成車で運転される特急泉岳寺行である。2023年11月ダイヤ改正で登場した列車となっている。京成車の泉岳寺行は都営浅草線西馬込始発のものは数多く...

四直珍列車研究 134 - 平日 1681K
京急1000形 「京急夏詣号」運転(2024年)

空とあなたと夏詣。京急電鉄では、6月末より「京急夏詣キャンペーン2024」の実施に合わせて、「京急夏詣号」の運転を行っている。「夏詣」キャンペーンは同社が2019年度より毎年実施しているもので...

京急1000形 「京急夏詣号」運転(2024年)
都営浅草線 自動放送どうするの問題を考える

都営浅草線の自動放送どうするの問題を考える。列車内における案内として重要なアナウンス。アナウンスでは列車の種別行先や次駅の案内が行われるが、昨今では自動放送が主流となっており、車掌が自らの肉声で...

都営浅草線 自動放送どうするの問題を考える
船橋新京成バス2741号車 「ふなっしー号」

「ふなっしー」なバスが走る。船橋新京成バス2741号車が特別仕様「ふなっしー号」として走ってる。「ふなっしー」といえば千葉県船橋市を中心に暴れている同市で人気の非公認キャラクターだが、2023年...

船橋新京成バス2741号車 「ふなっしー号」
北総車の京急線内特急運転が復活

約19年ぶりに復活した北総車の京急線内特急運転を見る。京急線に大きな変化をもたらした2022年11月ダイヤ改正。京急自ら「23年ぶりの大改正」としたこのダイヤ改正では、特に日中時間帯の運行...

北総車の京急線内特急運転が復活