2009.03.16
先月末の記事で京急車の快速代走の件について触れたが、簡単にシリーズ化してみる。第2回目はダイヤが乱れた場合である。数分から十数分の遅延であれば、前回の記事のように17Hと79Hを振替えれば済むのだが、ダイヤが乱れてしまうとそう簡単にはいかなくなってくる。
まずは2008年5月20日の例。この日は天候が悪かった上に、他社線からの振替輸送受諾という悪条件が重なって20~30分の遅延が発生。20分も30分も遅れてしまうと、5分程度先行する79Hからの代走では効かず、さらに先行する列車が高砂で717Hに化ける。画像の17H:3688編成は、857Kあるいは859Kあたりに充当されていたとみられる編成が17Hに流れたもの。遅れるほどに京急車縛りもなくなって、京成車での代走もあり得るわけだ。この場合、運番がLEDの車両は代走を示す「HK」を表示する。
少し遡るが、2007年6月19日の例。この日は朝の押上駅での車両故障を発端に、夕方までダイヤが乱れた。画像の917H:602編成は、代走を立てずにそのまま直通してくるのだが、なんと90分の遅延、遅れに遅れていた。所定では成田到着後、折返し回送となって宗吾に入庫する17Hだが、宗吾参道~成田間をカットして宗吾参道行として運転、直接宗吾に入庫させるという措置を採った。600形に宗吾参道表示は無く、行先を書いた紙を貼り付けての運転。なお、この日もう一つの佐倉方面行の京急車である1185Hは高砂あたりで運転打ち切りとなったようで、とうとう来なかった。
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