2010.10.19
よくここまで頑張りました。
10月14日の1915Tをもって中央線における201系の定期営業運転が終了した。2006年12月から開始されたE233系への置換えが完了したことになる。もっとも、中央線用のE233系の製造は2008年3月で終了しており、E233系の配置完了後も201系が残っていたのは、三鷹〜国分寺間の高架化工事に伴う所要運用数確保のため。高架化工事のおかげで引退が2年ほど延びたわけだ。最後はH7編成が大量のE233系に囲まれながら孤軍奮闘、よくここまで頑張りました。
中央線の201系と言えば、前面の種別表示であろう。幼いころ、前面に「特別快速」と書かれた種別板を掲げた201系を図鑑で見て、ときめいたものだった。今や湘南新宿ラインや常磐線でも走っている「特別快速」も昔は中央線だけのもので、幼い自分にとっては魅惑の種別。そんな種別を掲げて走るんだから、中央線201系はどんだけすごいのかと想像を膨らませていたものである。(実際乗ってみると大したことないんだけどね^^;)
3年強で688両というおぞましいペースで大量製造されたE233系だが、これに伴う201系の撤退を強く認識したのは上の通勤特快を撮影した時だった。平日朝ラッシュ時に運転される通勤特快は5本、まあ5本もあれば201系の2本や3本来るだろうと思っていたら、やってくるのはE233系ばかり。ようやく最後の1本で201系の通勤特快を引き当てたが、この時改めて中央線がE233系だらけになったことを実感したのだった。
◆ ◆ ◆
続いて、走行音をば。定期運用離脱前日の13日、東京〜青梅間の往復で中央線の201系をガッツリと乗り納め。以下の走行音はその時に収録したものである。この日が最後となった通勤快速(と各駅停車)の走りっぷりをご堪能いただきたい。
JR東日本201系モハ201-256 御茶ノ水→四ツ谷
最後の通勤快速充当となった2013T青梅行である。仕事帰りの人々で混雑する車内だが、幸運にも雑音が少ない環境で走行音を収めることができた。しかし、E233系が当たり前となった中央線で、改めて201系に乗ってみると何ともやかましい走行音である。それがまた、201系がもう時代遅れの古い車両だということを嫌でも感じさせてしまう。
JR東日本201系モハ201-256 吉祥寺→西荻窪
JR東日本201系モハ201-256 東中野→大久保
緩行線を走る201系である。恥ずかしながら201系の中央線各駅停車は初体験、最初で最後の乗車となった。方向幕の"速そうな各駅停車"表示も見納めである。途中の駅でサラリーマン2人組が、「お、久々のオレンジだ!」などと言いながら乗ってきたのが印象的だった。
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