2010.11.02
遅刻の常習犯・・・
- [平日]717H 特急佐 倉行
- 始発:三崎口741 → 終着:佐 倉1032
- ダイヤ:2007.12.2修正
- 備考:品川から快速
成田スカイアクセス線が開業した現在も、走行線区は違えど高砂以東に直通してくる平日17H運行。特に2007年12月ダイヤ修正では、特急佐倉行という列車がお目見えした。この717Hレ特急佐倉行登場のカラクリは以前に掲載した記事に譲るが、三崎口始発の佐倉行という平日に1本のみの珍列車となっていた。
この717Hレはいかんせん問題児であった。言うなれば遅刻の常習犯・・・。遅延が発生しやすい朝のラッシュ時間帯の真っ只中を走り抜け、かつ長距離を走る列車ということで、遅延による途中駅(ほとんどの場合が高砂)での運転打ち切りがたびたび発生していた列車であった。遅延している717Hレを高砂にて運転打ち切りにし、別の車両を717Hレの定刻に合わせて高砂始発で出してしまうことで遅延を解消させるという定番の運転整理となっていたが、このことにより京成本線高砂以東では見られないはずの600形以外の京急車が半ば定期的に佐倉方面に乗入れてきていたのは、これも過去の記事でご紹介した通りである。
なお、上に掲載している画像が23H運行となっているのは、2010年5月ダイヤ改正以降に撮影したため・・・となっている。同改正から成田スカイアクセス線が開業となる2010年7月ダイヤ改正まで、短期間ながら723Hレを名乗っていた。2010年7月ダイヤ改正でこの723Hレは青砥止となるが、その直後を走る新717Hレが成田スカイアクセス線経由の特急(品川からアクセス特急)成田空港行となっており、2001年9月より続いている17H運行の京成線高砂以東直通は残存する形となった。
余談ながらこの717Hレ、遠方から・・・特に京成方面からの撮影者泣かせの列車となっていた。金沢文庫で前に品川止の4両を増結するために、特急佐倉の表示を撮ろうとするには金沢文庫以南で撮影しなければならなかった。撮影が列車の消滅間際となっているのは、そのような事情があるため・・・と言い訳しておく。
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