KSWeb

鉄道やバスなど、公共交通に関するディープな話題をお届けしています。

Article

記事

2012.08.04

順調に進む京急600形の更新。

D15236.jpg

京急600形 608編成
2012.8.3/大森海岸

▲更新出場後、さっそく空港間直通特急に入った608編成

3月上旬より車体更新のため京急ファインテック久里浜事業所に入場していた京急600形608編成だが、このほど工事を完了し、同所を出場した。試運転は7月30日、営業運転復帰は8月2日の87Hより行われている。

今回の更新工事では、更新に合わせて制御装置が三菱電機製のものに統一されたことが特筆される。608編成は新造時より品川方ユニットに三菱電機製、浦賀方ユニットに東洋電機製のVVVFインバータを搭載していたが、651編成(三菱電機製)と制御装置を交換する形で、編成内の制御装置のメーカーの統一を図った。このため、全検あるいは重検のタイミングに合わせて実施されることの多かった600形の更新だが、608編成においては更新工事が単独で実施されている。2011年9月の重検時に更新せずに出てきたのは、前述の機器統一のため、更新を651編成の入場に合わせたためだったようだ。

これにて、600形8両編成の更新が完了した。600形全体としても4両編成4本が未更新車として残っており、これらの更新を残すのみとなっている。

最新記事

最新記事

四直珍列車研究 134 - 平日 1681K

京成車の特急泉岳寺行が登場。平日1681Kレは、京成車で運転される特急泉岳寺行である。2023年11月ダイヤ改正で登場した列車となっている。京成車の泉岳寺行は都営浅草線西馬込始発のものは数多く...

四直珍列車研究 134 - 平日 1681K
京急1000形 「京急夏詣号」運転(2024年)

空とあなたと夏詣。京急電鉄では、6月末より「京急夏詣キャンペーン2024」の実施に合わせて、「京急夏詣号」の運転を行っている。「夏詣」キャンペーンは同社が2019年度より毎年実施しているもので...

京急1000形 「京急夏詣号」運転(2024年)
都営浅草線 自動放送どうするの問題を考える

都営浅草線の自動放送どうするの問題を考える。列車内における案内として重要なアナウンス。アナウンスでは列車の種別行先や次駅の案内が行われるが、昨今では自動放送が主流となっており、車掌が自らの肉声で...

都営浅草線 自動放送どうするの問題を考える
船橋新京成バス2741号車 「ふなっしー号」

「ふなっしー」なバスが走る。船橋新京成バス2741号車が特別仕様「ふなっしー号」として走ってる。「ふなっしー」といえば千葉県船橋市を中心に暴れている同市で人気の非公認キャラクターだが、2023年...

船橋新京成バス2741号車 「ふなっしー号」
北総車の京急線内特急運転が復活

約19年ぶりに復活した北総車の京急線内特急運転を見る。京急線に大きな変化をもたらした2022年11月ダイヤ改正。京急自ら「23年ぶりの大改正」としたこのダイヤ改正では、特に日中時間帯の運行...

北総車の京急線内特急運転が復活