2013.04.21
4月21日、毎年恒例の臨時特急「ほくそう春まつり号」が成田〜千葉ニュータウン中央間で運転された。
2009年より北総鉄道の「ほくそう春まつり」の開催に合わせて運転されている当列車、昨年は八千代台始発として運転されたが、今年はさらに運転区間を延ばして成田始発での運転となった。また、2009年より「特急」として運転してきていたが、今年の列車は勝田台まで各駅停車としたことで「通勤特急」としての運転となっており、史上初めて北総車による通勤特急が実現している。車両は9000形9018編成を使用、同編成は2010年にも「ほくそう春まつり号」に登板しているが、今回は通勤特急ということで、2010年とは異なる表情の臨時列車となった。
北総線内も通勤特急表示での運転となっているが、北総線には通勤特急の設定がないため、高砂を出た後、後続列車の待避のために停車する小室までノンストップでの運転とされた。昨年までの特急として運転された「ほくそう春まつり号」は特急停車駅に停車していたので、東松戸と新鎌ヶ谷〜白井の各駅を通過するというのも「春まつり号」としては今回が初めて。特に東松戸と新鎌ヶ谷は京成のアクセス特急停車駅でもあり、スカイライナーでしか味わうことのできない両駅通過を北総車で通過してしまうという、貴重な体験ができた。今年の「ほくそう春まつり号」は撮っても楽しい、乗っても楽しい列車であったと思われる。
なお、運転当日は4月にしては異例の低気温かつ雨天であったが、「ほくそう春まつり」も無事に開催されている。2011年は東日本大震災の影響で、翌2012年は荒天によって、中止が続いていたが、目出度く3年ぶりの開催となった。
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