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2014.07.04

都営新宿線の8連運用、その11は桜上水行である。

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都営10-000形 10-190編成
2012.12.23/東大島

▲深夜に運転される桜上水への入庫列車、桜上水行

桜上水は若葉台と同じく車庫所在駅であり、都営車8連4本の夜間滞泊が設定されているということもあって、都営車8連の桜上水行も夜間を中心に設定がみられる。現行ダイヤでは、平日土休日共通で本八幡始発とつつじヶ丘始発がそれぞれ1本ずつ、高幡不動始発1本(平日)、若葉台始発区間急行1本(土休日)が桜上水への入庫列車となっており(このほか笹塚から回送されるものが1本)、都営新宿線からだけでなく、京王線内で完結する列車も設定されているのが面白いところ。このほか、平日9時台にも桜上水行が1本存在しているが、これは桜上水で昼寝の後、夕方に車庫を出て行く運用である。

なお、都営車の桜上水入庫車は滞泊明けに入れる運用が固定されているようで、現行ダイヤにおいては、平日55T/土休日21T→翌51T、平日29T/土休日33T→翌53T、平日47T/土休日19T→翌55T、平日27T/土休日31T→翌57Tとなっている模様。都営車の桜上水滞泊は特定の編成を狙いたい時に便利だ。

前述のように桜上水では8連4本が夜間の滞泊を行う。8連4本の都営車が並んで留置されている夜間の桜上水は、さながら東京都交通局の派出車庫のようである。

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