2015.01.29
毎週末深夜の箱根駅伝対応・・・じゃないょ。
- [土休日]2280H 特急京急蒲田行
- 始発:青 砥2229 → 終着:京急川崎----
- ダイヤ:2014.11.8改正
- 備考:品川まで普通品 川行、京急蒲田から回送
土休日2280Hは、土休日の深夜に設定されている特急京急蒲田行である。元々は京急川崎行の列車であったが、2013年10月のダイヤ改正で京急蒲田にて羽田空港からの特急京急久里浜行と接続することとしたため、営業区間を京急蒲田までに短縮させたものとなっている(車両はそのまま京急川崎まで回送される)。品川方からの京急蒲田行は、2012年10月ダイヤ改正で登場した品川〜京急蒲田間の区間普通(通称"蒲田ローカル")にて大量に登場したが、特急の京急蒲田行となれば、おそらく京急史上初めてになるのではないだろうか。土休日深夜に1本のみということもあって、レア度も高い。
この列車においてやはり特筆されるのが、品川まで普通品川行として運転し、品川で行先種別を変更するという点。都営線からの直通列車で、押上や泉岳寺での種別変更は数あれど、行先まで変更するというのはこの列車を除いて例がない。しかも列車番号は不変である。さらに変更駅は品川であり、社局の境界駅でもない。異例ずくめの列車と言っていいのかもしれない。
このような特殊な取扱いをしているのは、京成線内の駅の発車案内が京急蒲田行に対応していないという実に単純な理由とみられる。京成線からの京急蒲田行は、2011年および2012年における箱根駅伝対応での行先変更で見られたが、駅の発車案内は京急蒲田が表示できないために空欄であった。もちろんこれらの改修をして、始発駅からきちんと京急蒲田行として運転することも十分に可能だろうが、そうしたところで土休日深夜に1本のみという珍列車、改修を見送って列車側で対応したほうがお財布にもやさしい、ということなのだろうか。ともかくこの列車の京急蒲田表示が京成線内で見られないのは残念だ。
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