2015.03.06
都営車による新逗子始発の特急列車841T、以前にも取り上げている列車だが、行先が変わったので再び紹介してみよう。

都営5300形 5320編成
2013.10.4/弘明寺
- [平日]841T 特急押 上行
- 始発:新逗子832 → 終着:押 上951
- ダイヤ:2012.10.21改正
- 備考:品川から普通
平日841Tは、都営車では唯一となる特急押上行である。この平日841T、以前取り上げた時は泉岳寺行であったが、2010年5月ダイヤ改正では高砂行に、2010年7月ダイヤ修正では印西牧の原行として走っており、2012年10月ダイヤ改正で押上行になった。行先はコロコロと変わっているのだが、朝ラッシュが終わりかける頃に特急で京急線を上ってくるのは変わっていない。
都営車の特急押上行は当列車1本のみとなっているが、押上行そのものも京急線からの列車は現行のダイヤでは4本のみという少数派(平日841Tの他、777H、843T。土休日は1979SHの1本のみ)。京急線からの押上行はいつでも見られるポピュラーな行先であったはずだが、いつの間にやら激減してしまった格好だ。種別で見ると、エアポート急行が1本(843T)、特急が2本(841T、777H)、快特が1本(土休日1979SH)となっており、種別との組合せではどれも超少数派の珍列車。押上行は今や、レアだったはずの京成線からの列車のほうが多いという逆転現象が生じているから全くもって不思議である。当Webサイトでは本数の少ない珍列車というものを長らく取り扱ってきたが、それは時代とともに移り変わっていくものであると感じさせられる。
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