2022.08.10
新京成バス、18年ぶりに路線バスのデザインを一新。
船橋新京成バスと松戸新京成バスでは、7月中旬より路線バスの新塗装となる新京成グループデザインのバスの運行を開始した。新京成バスのカラーリングが一新されるのは18年ぶりのこと。新京成バスでは2006年のバス事業分社化を機に各バス会社で独自のデザインのバスが導入されていたが、今回の新デザインの導入で再び同一の塗装をまとうことになった。
新デザインのコンセプトは「つながり」。デザインは新京成のコーポレートカラーであるジェントルピンクを基調とし、車体1周にぐるりと巻かれた白い帯が新京成グループとしての「結束」を表現している。その白い帯は前面でグループロゴのステップマークをイメージした「S」の字を描いているが、これは新京成バスのかつての標準塗装である赤バスへのオマージュだろうか。
ジェントルピンクを基調とした新デザインは言わずもがな電車にも適用されているものであり、電車とバスが同じカラーリングで揃えられることになった。目下、新型コロナウイルスの感染拡大で交通業界を取り巻く環境はいっそう厳しいものとなっているが、新京成グループとして共通のデザインの車両を走らせることで、グループの認知度向上やブランド力強化を狙う。
新デザインのバスは、今のところ船橋新京成バスで3台(1356号車、1357号車、1358号車)、松戸新京成バスで2台(3333号車、3334号車)が走っている。新京成によれば、今後新車で導入されるバスは一部の車両1)を除いて全てこの新デザインになるとのこと。なお、既存のバスの塗り替えは行わないため、今後しばらくは新デザインのバスと既存のカラーのバスが混在することになる。
- 1)一部の車両とは、高速バスやコミュニティバス、貸切用車両を指しているものとみられる。
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