KSWeb

鉄道やバスなど、公共交通に関するディープな話題をお届けしています。

Article

記事

2019.10.23

新京成バスの分社化から15年。松戸新京成バスでは、昨年12月よりこれを記念した特別塗装の車両を走らせている。

X75914.jpg

松戸新京成バス 3307号車
2019.9.22/紙敷車庫

▲電車と同じジェントルピンクが採用された特別塗装の3307号車。電車の中でもとりわけ8800形をモチーフにしているらしく、屋根肩から上の部分に塗られたグレーによって電車らしさを出している
X75921.jpg

松戸新京成バス 3307号車
2019.9.22/紙敷車庫

▲うしろ側

2018年10月1日に創立15周年を迎えた松戸新京成バスでは、同年12月よりこれを記念した特別塗装車両を走らせている。特別塗装となっているのは紙敷車庫に所属する3306号車と3307号車の2台(いずれもいすゞエルガ2DG-LV290N2)。3306号車は松戸市の花である「つつじ」のイラストをあしらったもの、3307号車は新京成電車のジェントルピンクをイメージしたものがそれぞれ採用されており、両者で異なるデザインとなっている。

松戸新京成バスの従来のパープルカラーがベースとなっている3306号車に対し、見た目そのものが新京成電車のイメージとなっている3307号車の存在感は抜群だ。ジェントルピンクのツートンカラーはもとより電車のための塗装だが、バスにもよく似合っている。バス各社オリジナルのカラーもよいけれど、全部これにしちゃってもいいんじゃないの、と思ってしまう。

3307号車には車体3ヶ所に創立15周年のロゴが貼付されているが、これは1年間限定のデコレーション。まもなく剥がされてる予定となっている。新京成バスには車両番号で車両の位置を特定できる「Bus-Vision」という優れたバスロケーションシステムを持っているので、特別塗装車両を容易に捕まえることが可能となっている。

関連記事

京成バスE504号車 カモメカラーの日野ポンチョ

カモメカラーの京成バスが東京都内を走る。​​京成バスE504号車は、江戸川営業所に所属する日野ポンチョ(SDG-HX9JLBE、2012年式)である。同営業所が担当する臨海病院線「りんかい...

京成バスE504号車 カモメカラーの日野ポンチョ
京成バス0101・0102・0103号車 ピンク色の貸切車

路線バスから高速バスまでさまざまな車両を保有する京成バス。今回もその中から珍しい車両をご紹介しよう。0101号車、0102号車、0103号車は習志野出張所に所属する貸切用の車両である...

京成バス0101・0102・0103号車 ピンク色の貸切車
ちばレインボーバス308号車 ちばグリーンバスカラーのエルガミオ

ちばグリーンバスだと思ったでしょう? ちばレインボーバスだよー。ちばレインボーバス308号車は、2003年式のいすゞエルガミオ(KK-LR233J1)である。最大の特徴は見ての通りちばグリーンバス...

ちばレインボーバス308号車 ちばグリーンバスカラーのエルガミオ
千葉内陸バス1205号車 トミーテック×千葉内陸バス記念号

千葉内陸バスとトミーテックのコラボレーションが実現。千葉内陸バス1205号車は、2017年12月に導入された日野ブルーリボンハイブリッド(2SG-HL2ANBP)である。同社では初となる...

千葉内陸バス1205号車 トミーテック×千葉内陸バス記念号
ちばシティバスC207号車 いすゞエルガQKG-LV290Q1

ちばシティバスC207号車は、2016年2月に導入された車両である(いすゞQKG-LV290Q1)。2000年1月に京成バス千葉営業所新宿車庫の分社化により営業を開始したちばシティバス。千葉県の...

ちばシティバスC207号車 いすゞエルガQKG-LV290Q1

最新記事

2025.04.26

京成電鉄バスグループ バス事業の大再編を実施

表現するならば、「激震」。4月1日、京成グループでは傘下のバス事業会社の再編を実施した。京成電鉄の完全子会社となる京成電鉄バスホールディングスを持株会社として新たに設立。その上でグループ15社...

京成電鉄バスグループ バス事業の大再編を実施

2025.04.20

北総9800形 臨時特急「ほくそう春まつり号」運転(2025年)

今年も春がやってきた4月20日、臨時特急「ほくそう春まつり号」が運転された。同日に北総鉄道がイオンモール千葉ニュータウン提携駐車場で開催するイベント「ほくそう春まつり」に合わせて運転される恒例の...

北総9800形 臨時特急「ほくそう春まつり号」運転(2025年)

2025.04.15

京成グループ 車両の動き(2024年度)

京成グループにおける2024年度の車両の動きをまとめてみよう。2024年度の車両の動きの目玉は、やはり3100形以来6年ぶりの新型車両となる3200形が登場したことであろう。今年度は日本車両製の...

  • 京成
  • タグはありません
京成グループ 車両の動き(2024年度)

2025.04.10

京成電鉄 松戸線が開業

Hello! Matsudo Line 4月1日、京成電鉄は新京成電鉄の吸収合併を実施した。これに伴い、新京成線は同日より京成松戸線として運行を開始。1947年12月に新津田沼〜薬園台で産声を...

京成電鉄 松戸線が開業

2025.04.06

京成3000形 「桜に染まるまち、佐倉」ヘッドマーク(2025年)

今年も桜に染まるまち、佐倉。京成電鉄では、3月中旬より3000形において「桜に染まるまち、佐倉」ヘッドマークの掲出を行った。同社と佐倉市が毎年この時期に実施している観光キャンペーン「桜に染まる...

京成3000形 「桜に染まるまち、佐倉」ヘッドマーク(2025年)