2024.04.13
北総線開業45周年記念。
北総鉄道では、3月上旬より7500形おいて「北総1期線開業45周年記念」ヘッドマークの掲出を行っている。表題のとおり北総1期線(新鎌ヶ谷〜小室)の開業45周年を記念したもので、7503編成が掲出の対象となっている。
1期線と呼ばれる新鎌ヶ谷1)〜小室間は、後に廃止となった北初富〜新鎌ヶ谷(新京成連絡線)とともに北総台地に開発された千葉ニュータウン内の基幹交通のひとつとして1979年3月9日に開業。北総線における最初の営業区間で、すなわち同線の歴史が始まった区間である。1991年3月に2期線(京成高砂〜新鎌ヶ谷)が開業するまで暫定的に新京成線と相互直通運転を実施2)し、松戸経由で都心と千葉ニュータウンを繋いだ。
現在、路線は京成線・都営浅草線・京急線を通じて羽田空港まで、京成成田スカイアクセス線として成田空港までそれぞれ繋がり、単なる通勤路線の域を超えて両空港へのアクセスの一翼を担うまでに成長したのは周知のとおりだ。2022年10月には累積赤字の解消に伴って値下げを実施したほか、近年のダイヤ改正では線内の区間列車を増発するなど、ここのところ快進撃が続く北総線。今後、どのような変化が見られるだろうか。
- 1)当初、信号所。駅になるのは1991年3月31日のこと。
- 2)新京成線との相互直通運転が終了したのは新京成の新鎌ヶ谷駅が開業した1992年7月8日のこと。合わせて、北初富〜新鎌ヶ谷は廃止となった。
関連記事
北総9800形 「千葉ニュータウン中央駅開業40周年記念」ヘッドマーク
紆余曲折を経て40年。北総鉄道では、3月下旬より「千葉ニュータウン中央駅開業40周年記念」ヘッドマークの掲出を行っている。2024年3月19日に同駅が開業40周年を迎えることを記念したもので...
北総線 タブレット端末を活用した自動放送を導入
北総線で自動放送始まる。北総鉄道では、2月16日より列車内における自動放送の使用を開始した。対象となるのは、他社局線からの直通車両を含む北総線の全ての列車となっている。京成線と京急線で実施して...
北総9100形 「北総線沿線活性化トレイン」運転(2023年)
沿線自治体の魅力を乗せて。北総鉄道では、11月中旬より「北総線沿線活性化トレイン」の運転を行っている。この「北総線沿線活性化トレイン」は、北総と沿線自治体(市川市、船橋市、松戸市、鎌ケ谷市...
北総鉄道 運賃改定(通学定期を中心とした大幅値下げ)を実施
北総線、悲願の運賃値下げを実施。10月1日、北総鉄道は北総線の運賃改訂を実施した。従来の運賃に対して全体として15.4%の値下げを行う内容となっている。今回の運賃値下げが実現した背景には、長年の...
北総7500形 「会社創立50周年記念」ヘッドマーク
祝・北総鉄道会社創立50周年。2022年5月10日に会社創立50周年を迎えた北総鉄道では、これを記念したヘッドマーク電車の運転を行っている。ヘッドマークを掲出しているのは7500形7502編成...
最新記事
北総線 西白井駅で『ウマ娘 プリティーダービー』特別装飾を実施
「ウマ娘」たちが北総線西白井駅を駆ける。北総鉄道では、10月中旬より西白井駅において『ウマ娘 プリティーダービー(以下、ウマ娘)』の特別装飾を実施している。『ウマ娘』とは、株式会社Cygames...
「都営フェスタ2024 in浅草線」開催
5年ぶりの祭典。11月30日、東京都交通局馬込車両検修場で車両基地公開イベント「都営フェスタ2024 in浅草線」が開催された。三田線の志村車両検修場と交互で概ね2年に1度に開催されるイベント...
京成電鉄 モーニングライナー・イブニングライナーの特急料金を改定
京成線、モーニングライナーとイブニングライナーを実質値上げ。11月23日、京成電鉄では京成本線で運行している座席指定制の特急列車モーニングライナーとイブニングライナーの特急料金の改定を実施した...
四直珍列車研究 136 - 平日 720T
唯一、かつ初めての羽田空港行。京成線や北総線、都営浅草線では、23日にダイヤ修正が実施される。ダイヤ修正前日の記事として、今回も消えてしまう珍列車を取り上げてみよう。平日720Tレ特急羽田空港行...
京成線 2024年11月23日ダイヤ修正
京成電鉄では、11月23日にダイヤ修正を行う。今回のダイヤ修正について、プレスリリースや15日発売の京成時刻表Vol.33などで明らかになっている情報を基に、その内容を見てみよう。本稿では...