2024.04.24
今年も春がやってきた。
4月21日、北総鉄道が主催する「ほくそう春まつり」の開催に合わせて臨時特急「ほくそう春まつり号」が運転された。昨年、京成本線の八千代台始発として5年ぶりに運転された当列車だが、今年はさらに足を延ばして東成田始発として運転。列車は北総線1期線開業45周年とかけて45N運行として設定され、東成田8時08分発→(京成高砂)→千葉ニュータウン中央9時55分着というダイヤで走った。車両は7300形7308編成が専用のヘッドマークを掲出した上で使用された。
さて、今回の「ほくそう春まつり号」は3つの「初めて」に着目したい。ひとつは、車両の送り込みが前日に行われたことである。送り込みが前日に実施されたのはこれまでの「ほくそう春まつり号」の歴史の中でも初めてのこととなる。7308編成は20日の87N運行で印旛車両基地から宗吾車両基地まで臨時回送され、同所に停泊。当日は宗吾参道から東成田へ回送の上、折返し「ほくそう春まつり号」として走った。
ふたつめは、東成田始発の特急として設定されたこと。「ほくそう春まつり号」が東成田から走るのは2016年以来2度目だが、2016年の列車は快速だったため、東成田から特急となる「ほくそう春まつり号」は初めての運行パターンとなった。
みっつめは、なんと言っても7300形が初めて「ほくそう春まつり号」に充当したことであろう。7300形は2011年の「ほくそう春まつり号」(押上始発)に使用される計画があったが、その年は東日本大震災の影響で運転が中止になった。以降も7300形にはその機会がなかなか巡ってこなかったが、ついに走ったのである。
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