2022.11.08
京成3600形に新たな動き。
2017年度より列車無線の更新が絶賛進行中の京成電鉄。2021年4月には新しい無線となるデジタルSR無線の運用が始まったところである。今年度末までの新無線への完全移行が予定されている中、車両に対する改造工事も大詰めを迎えようとしているが、ここにきて新たな動きが生じている。これまで改造が一切行われていなかった3600形のうち、3668編成がデジタルSR無線に対応した。
3668編成の工事は9月下旬から10月下旬まで約1ヶ月間をかけて実施。3500形と同様に、準備工事の段階を経ずに本設まで一気に行われている。京成の車両についてはデジタルSR無線への対応が2023年度以降も走ることへの必要条件となっていると思われるので、2編成が残る3600形のうち少なくとも3668編成は来年度以降も走ることが確定的となった。
デジタルSR無線への対応と合わせて11月ダイヤ改正より実施される予定のワンマン運転に対応した改造も実施されており、3668編成もめでたくワンマン運転を行う4両編成軍団の戦列に加わることになった。改造内容は先にワンマン運転対応が行われている3500形に準じているものとみられ、戸閉制御装置や間接制御式の車掌スイッチなどワンマン運転を実施するために必要な機器類が乗務員室内に出現しているのが確認できる。
関連記事
京成線・芝山鉄道線 ワンマン運転始まる
京成線と芝山鉄道線でワンマン運転が始まる。京成電鉄と芝山鉄道では、11月26日ダイヤ改正より両社で初となるワンマン運転を開始した。ワンマン運転を行うのは金町線と千原線、東成田線、芝山鉄道線で...
京成3500形のワンマン運転対応改造
京成線、ワンマン運転を実施へ。京成電鉄で最古参となっている3500形。まもなく車齢が50年になる車両が出てこようとする中で昨年10月からデジタルSR無線への対応が進められているところだが、ここに...
京成3600形3668編成 「京成パンダ号」ヘッドマーク
京成3600形3668編成、ヘッドマークを掲出して金町線を走る。5月23日から26日の4日間、3600形3668編成が「京成パンダ号」のヘッドマークを掲出して金町線の運用に入った。このヘッド...
京成3500形 デジタルSR無線対応工事始まる
列車無線のデジタル化に新しい動き。2017年度より列車無線の更新を実施している京成電鉄。4月には新しい無線となるデジタルSR無線の運用が始まったところである。車両に対する改造工事は3000形や...
京成線・北総線 デジタルSR無線を使用開始
半世紀ぶりの大変革。4月17日、京成線と北総線において始発列車よりデジタルSR列車無線(SR無線)の使用が開始された。SR無線を使用する区間は、京成線全線(北総線と重複する区間を除く)と北総線...
最新記事
北総7500形 『鉄道むすめ』コラボヘッドマークを掲出
2人の「まきの」がコラボレーション。北総鉄道では、11月中旬から12月上旬にかけて、7500形7503編成において『鉄道むすめ』ヘッドマークの掲出を実施した。伊豆箱根鉄道とのコラボレーション企画...
東洋バス路線図 2024年12月1日版
当Webサイトでは2024年5月に「東洋バス路線図2024年5月1日版」を公開していたところであるが、本稿において約7ヶ月ぶりとなる改訂版を発行する。東洋バスでは12月1日に路線の改廃を含む...
北総線 西白井駅で『ウマ娘 プリティーダービー』特別装飾を実施
「ウマ娘」たちが北総線西白井駅を駆ける。北総鉄道では、10月中旬より西白井駅において『ウマ娘 プリティーダービー(以下、ウマ娘)』の特別装飾を実施している。『ウマ娘』とは、株式会社Cygames...
「都営フェスタ2024 in浅草線」開催
5年ぶりの祭典。11月30日、東京都交通局馬込車両検修場で車両基地公開イベント「都営フェスタ2024 in浅草線」が開催された。三田線の志村車両検修場と交互で概ね2年に1度に開催されるイベント...
京成電鉄 モーニングライナー・イブニングライナーの特急料金を改定
京成線、モーニングライナーとイブニングライナーを実質値上げ。11月23日、京成電鉄では京成本線で運行している座席指定制の特急列車モーニングライナーとイブニングライナーの特急料金の改定を実施した...