2010.12.05
2年に1度、馬込車両研修所で開催される「都営フェスタ in浅草線」だが、今年は都営浅草線の開業から50周年ということで、その開業日である12月4日に合わせての開催、名称も「都営地下鉄開業50周年記念フェスタ in浅草線」として開催されている。
今回の都営フェスタは、浅草線が開業時した時の塗装ということだろうか、京成から"赤電"リバイバル塗装となっている3300形3324編成がゲスト出演、都営浅草線の西馬込まで入線した。写真はその返却回送の様子である。
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都営地下鉄が開業して50周年ということは、京成線と相互直通運転を行なってから50周年ということでもある。10年前の40周年の時を振り返ってみると、京成と都営がタッグを組み、当時全編成が4両で走っていた3200形8M車をわざわざ4+4の8両編成(しかも、3208+3204のトップナンバーを含む番号順に組成)に仕立てて充当させた「相互乗り入れ40周年記念列車」なるイベント列車(西馬込→宗吾参道)を走らせた。この時は境界となる押上駅では記念式典も執り行なわれ、華々しく相互直通運転の40周年を祝っているが、今回の50周年は全くもって音沙汰がない。
今回のイベントもイベント名称からも読み取れるように都営地下鉄の開業50周年ということを主題にしており、相互直通運転開始50周年という点はほとんど触れられていなかった。今や当たり前となっている地下鉄と郊外私鉄の相互直通運転、そのパイオニアと言われ、走り続けてきた京成線と都営浅草線だが、相互直通運転という観点からするといささか寂しい節目となってしまったように思われる。
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