KSWeb

鉄道やバスなど、公共交通に関するディープな話題をお届けしています。

Article

記事

2012.08.17

ようやっとまともな写真が撮れたので。

D15408.jpg

北総7500形 7501編成
2012.8.11/八 広

▲2011年末にフルカラーLEDとなった7501編成

北総車のフルカラーLED化が進んでいる。従来の3色が表示可能なLEDからフルカラーLEDへの交換については京成車や7300形で実績があるが、これがいよいよ7500形と9100形にも波及する格好となった。LEDの交換は各車とも印旛車両基地で実施されている。

7500形

2011年12月に7501編成、翌2012年1月に7502編成、同8月に7503編成がそれぞれフルカラーLEDへの交換を行っており、7500形全3編成がフルカラーLEDになっている。京成3000形においても2011年度中に全編成へのフルカラーLED化が完了しており、京成グループ標準車両では新京成N800形だけが3色が表示可能なLEDのままになってしまった。

9100形
D15453.jpg

北総9100形 9128編成
2012.8.14/新馬場

▲フルカラーLEDとなった9128編成

9128編成が3月中旬にフルカラーLEDとなっている。7500形のフルカラーLED化が実施され、そうすると独自のLED表示器を持つ9100形は一体どうなるんでしょ、と疑問に思い始めた矢先のことであった。

表示器の交換だけでなく、システムそのものを7500形で使用されているものに取り替えたとのことで、7500形と同等の表示ができるようになっている。特に、側面の行先表示は従来の明朝体のものから7500形と同じものになり、ゴシック体で行先種別を表示するものになった。前面も種別部分がフルカラーのほか白色LEDに交換されているが、側面とは異なりこちらは9100形オリジナルのものである。特筆すべきは運用番号も白色LEDとなっていることで、4直各社局で運用番号が白色LEDでの表示となる車両は初めて。なお、印西牧の原および印旛日本医大行では行先ととともに表示されていたカッコ書きの千葉ニュータウン表示が消えており、この両行先についてはややすっきりとした表示内容になった。

P12058.jpg

北総9100形 行先表示「(飛)急行印旛日本医大」(側面)
2012.8.17/**

▲9100形側面の行先表示

側面は、元々の行先表示よりサイズの大きい表示器を突っ込んだためにどうしても表示の四隅が欠けてしまうが、四隅には文字が掛からないから問題ないという考えなのだろうか。

最新記事

最新記事

四直珍列車研究 134 - 平日 1681K

京成車の特急泉岳寺行が登場。平日1681Kレは、京成車で運転される特急泉岳寺行である。2023年11月ダイヤ改正で登場した列車となっている。京成車の泉岳寺行は都営浅草線西馬込始発のものは数多く...

四直珍列車研究 134 - 平日 1681K
京急1000形 「京急夏詣号」運転(2024年)

空とあなたと夏詣。京急電鉄では、6月末より「京急夏詣キャンペーン2024」の実施に合わせて、「京急夏詣号」の運転を行っている。「夏詣」キャンペーンは同社が2019年度より毎年実施しているもので...

京急1000形 「京急夏詣号」運転(2024年)
都営浅草線 自動放送どうするの問題を考える

都営浅草線の自動放送どうするの問題を考える。列車内における案内として重要なアナウンス。アナウンスでは列車の種別行先や次駅の案内が行われるが、昨今では自動放送が主流となっており、車掌が自らの肉声で...

都営浅草線 自動放送どうするの問題を考える
船橋新京成バス2741号車 「ふなっしー号」

「ふなっしー」なバスが走る。船橋新京成バス2741号車が特別仕様「ふなっしー号」として走ってる。「ふなっしー」といえば千葉県船橋市を中心に暴れている同市で人気の非公認キャラクターだが、2023年...

船橋新京成バス2741号車 「ふなっしー号」
北総車の京急線内特急運転が復活

約19年ぶりに復活した北総車の京急線内特急運転を見る。京急線に大きな変化をもたらした2022年11月ダイヤ改正。京急自ら「23年ぶりの大改正」としたこのダイヤ改正では、特に日中時間帯の運行...

北総車の京急線内特急運転が復活