2012.02.18
以前、御堂筋線シャンデリアコレクションと称して、御堂筋線の駅ホームにある"蛍光灯シャンデリア"の話題を取り上げたが、その後、天王寺駅に駅開業時から使われている照明が残っているらしいというハナシを知ったので、昨年末に大阪を訪れた時に確かめてきた。というわけで、今回は御堂筋線シャンデリアコレクションの番外編である。
あるらしい、というハナシだけで天王寺駅を訪れたのだが、目的の物を探して駅構内をウロウロしていると、それは目の前に現れた。東改札と御堂筋線あびこ・なかもず方面ホームを結ぶB階段の天井に設置されており、確かに駅の開業時から使用されていると思しき、アンティークな匂いのする照明であった。御堂筋線の天王寺駅は1924年(昭和13年)4月の開業であり、この照明が駅開業時から使われていたとすればこの照明も1924年製のはずである。当時としては実にモダンなデザインと思われ、当時の地下鉄に対する先進性やモダンであることへの人々の期待を感じずにはいられなかった。
今、大阪市営地下鉄は橋下市政の下、民営化が取り沙汰されているが、どのような運営形態になったとしても、この照明には大阪の地下鉄を末永く見守ってほしいものである。
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