2014.05.30
・・・名鉄では、ない。
京急電鉄では、5月1日からの10年に1度の川崎大師大開帳奉修に合わせて、川崎大師に深いゆかりを持つ京急大師線で「大師線赤札号」の運行を行っている。「大師線赤札号」は川崎大師の大開帳期間中に授与されることで有名な「赤札」にあやかったもので、1500形の白帯部分に車体色の赤いラッピングをあしらった赤一色の電車となっている。
「大師線赤札号」となったのはトップナンバーである1501編成。車体を赤一色にするだけでなく、だるまをモチーフとしてヘッドマークも掲出されている。「大師線赤札号」の運行開始前日の4月30日には、このだるまのヘッドマークの開眼式が京急川崎駅1番線で執り行われており、京急川崎駅および川崎大師駅の両駅長によるヘッドマークへの目入れセレモニーが実施された。
10年前の大開帳奉修では、大師線を走る700形へのヘッドマーク掲出があったが、今回の大開帳奉修ではどのようにPRを展開してくるのか楽しみにしていたところでの衝撃の赤一色の1500形登場にはびっくりである。
赤一色となった外観は目を引くが、車内も大開帳奉修の告知ポスターで統一されており、編成全体が川崎大師大開帳奉修一色となっている。川崎大師参拝の際に運良くこの編成に当たることができたならば、京急川崎駅から川崎大師駅への移動から10年に1度の吉例の雰囲気を味わうことができよう。
なお、ヘッドマークの掲出は京急川崎駅を概ね9〜17時に出発する列車に限られているようで、朝と夕方〜夜間はヘッドマーク無しでの運転となる。10年に1度のことなのだから、全ての時間帯でヘッドマークを掲出してもいいような、と思いつつも、そうなればヘッドマーク無しの姿は新町検車区への出入庫の回送時くらいにしか見られないだろうから、それはそれでありがたくヘッドマーク無しの姿も合わせて撮影したのであった。
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