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2015.05.11

バンコクその2。BTSの走行音と、BTS以外の軌道系交通の紹介をば。

X54010.jpg

バンコクBTS
2015.2.15/สยาม

▲バンコクの高々架を行くBTS

まずは、BTSの走行音を掲載してみよう。

バンコクBTS1167 แบริ่ง→บางนา(ベーリング→バンナー)

バンコクBTS1167 ชิดลม→สยาม(チットロム→サイアム)

バンコクBTS1944 เอกมัย→ทองหล่อ(エカマイ→トンロー)

バンコクBTS1944 พร้อมพงษ์→อโศก(プロムポン→アソーク)

BTSには2種類の車両が走っているのは前回の記事でご紹介したが、上の2つがSIEMENS製の車両、下の2つが中国製の車両の走行音である。中国製の車両の足回りはBombardier製となっているようで、世界の三大車両メーカーのうちの2つが揃っていることになる。車内がやたら騒がしいが、これは車内に設置されているデジタルサイネージによる動画広告である。映像による広告は日本の都市部の鉄道車両でも実施されているが、BTSではその音声も垂れ流し状態。混雑している車両なら人々の雑音で特に気にならないからいいものの、空いている車両で広告の音声が流れ続けるのははっきり言ってうるせぇ。

車内のもので面白いと思ったのは、僧侶に座席をお譲り下さいという旨の車内掲示物。タイの僧侶は人々の最高の尊敬を得ている存在とされており、熱心な仏教徒が多いタイならではのものと言えるだろう。だけども、タイの人々の僧侶に対するふるまいを見ていると、こんなものが無くても僧侶に座席を譲ることだろうと思う。そう考えると、これはむしろ外国人に向けた掲示なのかもしれない。

M11255.jpg

バンコクBTS 車内掲示物
2012.2.12/**

▲僧侶に席をお譲り下さい
MRT

バンコクではBTSのほか、MRTと呼ばれる鉄道が1路線走っている。MRTって・・・BTSだって一般名詞的にはMRTじゃねーかと思ってしまうのだが、バンコクではそういうことになってるのでそんなこと言っても仕方がない。BTSとは別の事業者による運行となっているので、区別する意味合いも込めて固有名詞的にMRTと呼んでいるのだろうと思う。今のところは全線が地下区間となっており、実態としては地下鉄である。

バンコクでの移動はほとんどBTSとバスだけで事足りたので、MRTに乗ったのは1回だけ。乗車したのが日曜日の午前中だったからかもしれないが、車内は比較的空いており、BTSと比較するとMRTはバンコクにおける都市交通ではまだ脇役という印象。事業者が違うということで運賃はBTSと全く別だが、BTSのRabbit Cardを使えるようにしてもらえるとありがたいと思った。近々、北西部あたりに新しく路線が開業するらしい。この路線には日本の総合車両製作所(J-TREC)製の車両が走るとのことで、開業したらぜひ訪れてみたいね。

エアポート・レール・リンク(Airport Rail Link、ARL)

バンコク中心部とバンコクの空の玄関となるスワンナプーム国際空港とを結ぶ空港連絡鉄道。各停と急行の2種類が設定されていて、急行は160km/hで走るんだぜっ。乗ってみたかったものの、今回のバンコク訪問では時間が足らず、完全にノータッチ(空港〜ホテルは送迎車の移動でした)。これは次回以降の宿題ってことで。

◆ ◆ ◆

このほか、バンコクを走る鉄道としてはタイ国鉄も忘れてはならないが、これは追って別枠にてご紹介する。

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