2015.05.06
2015年2月をもって引退となった北総鉄道7260形。そんな7260形を追悼して、7260形の写真特集をお送りする。
4直を走る車両の中でも人気が高かったと思われる7260形、1本のみの珍車両だからということもあったのだろうけど、その魅力はやはり8連として都営浅草線や京急線への直通運転に参戦し、優等列車で走る機会も多かったということに尽きよう。これは同じく2014年度で引退となった京成3300形が、晩年は普通列車を中心にのんびりと走っていたこととはとても対照的であった。古い車両が第一線で走り回るということは、それだけで魅力的であり、スバラシイことなのだ。
特に印象深いのは、2012年10月のダイヤ改正にて京急線内における日中時間帯のエアポート急行が快特に格上げされ、7260形も快特として走り始めたことである。よもや赤電の快特が日常的に見られる時代が来るとは思いもしなかった。これも8連として直通運転に参戦しているがゆえの特権であった。
◆ ◆ ◆
北総車が宗吾参道に用事がある時に運転される臨時回送89N。元が3300形の7260形にとっては里帰りというわけだ。定期運用では走らない区間を走るということに加えて、私としてはより身近なところを7260形が走るということで、設定のある日は可能な限りカメラを構えたものだった。ここにその一部を掲載しておこう。
関連記事
京成グループ 車両の動き(2014年度)
年度末ということで、2014年度の車両の動きをまとめてみよう。今年度は3000形の10次車となる8両編成2本(3029編成:総合車両製作所(J-TREC)製、3030編成:日本車両製)が新造され...
北総7260形 さよなら運転
京成3000系列"赤電"、終焉へ。3月22日、北総7260形のさよなら運転が実施された。運転区間はなんと、印西牧の原〜京成本線上野間の1往復。北総車の上野入線は「ほくそう春まつり」の開催に...
北総7260形の特急西馬込行走る
普段とは違う朝の光景。4月11日、北総720形7268編成が31Nに充当された。通常、31Nは7260形の入る運用ではないが、何らかの都合で充当された模様。印旛車両基地からの出庫列車である...
北総7260形の普通押上行走る
真夏の夜の珍事。8月14日、北総7260形7268編成が21Nに充当された。この日の7268編成は520N特急羽田空港行から充当されていた模様で、通常は7268編成が入らない21Nを最初から...
北総7260形の普通矢切行走る
老兵、齢44にもなって夜遊びしたい盛りである。11月22日、北総7260形7268編成が25Nに充当された。この運用、北総線の上り終電車でそのまま車庫外で滞泊をする普通矢切行(2324N)を...
最新記事
京成電鉄 モーニングライナー・イブニングライナーの特急料金を改定
京成線、モーニングライナーとイブニングライナーを実質値上げ。11月23日、京成電鉄では京成本線で運行している座席指定制の特急列車モーニングライナーとイブニングライナーの特急料金の改定を実施した...
四直珍列車研究 136 - 平日 720T
唯一、かつ初めての羽田空港行。京成線や北総線、都営浅草線では、23日にダイヤ修正が実施される。ダイヤ修正前日の記事として、今回も消えてしまう珍列車を取り上げてみよう。平日720Tレ特急羽田空港行...
京成線 2024年11月23日ダイヤ修正
京成電鉄では、11月23日にダイヤ修正を行う。今回のダイヤ修正について、プレスリリースや15日発売の京成時刻表Vol.33などで明らかになっている情報を基に、その内容を見てみよう。本稿では...
四直珍列車研究 134 - 平日 1681K
京成車の特急泉岳寺行が登場。平日1681Kレは、京成車で運転される特急泉岳寺行である。2023年11月ダイヤ改正で登場した列車となっている。京成車の泉岳寺行は都営浅草線西馬込始発のものは数多く...
京急1000形 「京急夏詣号」運転(2024年)
空とあなたと夏詣。京急電鉄では、6月末より「京急夏詣キャンペーン2024」の実施に合わせて、「京急夏詣号」の運転を行っている。「夏詣」キャンペーンは同社が2019年度より毎年実施しているもので...