2016.10.13
京急2000形2451編成、最後のご奉公。
10月9日および10日の両日、京急2000形で最後の4両編成となっている2451編成が大師線の運用に入った。2000形が大師線を走るのはこれが4度目のできごと。2000形の大師線入線を簡単に振り返ってみると、2010年10月13日に2411編成と2441編成が突如として大師線に入り、試運転を実施。これが2000形にとって初めての大師線入線となった。
同年11月3日には2411編成が大師線で初めて営業運転を行ない、10月に実施された試運転と合わせて大師線を走る2000形の時代がやってきたものと思われた。ところが、その後は全くもって音沙汰がなくなってしまい、2000形の大師線不適合説すら出る始末。そんな中、2016年6月11日に2451編成により約5年半ぶりに2000形が大師線にて営業運転を実施、そして今回再び2000形の大師線入りが実現することとなった。このように2000形が大師線を走るのはまさに片手で数えられる程度、京急全体の歴史から見れば極めて珍しい光景である。
折しも2451編成を置換えるであろう新1000形1809編成がすでに入線済み、試運転も終えて営業運転に向けてスタンバっている最中での、2000形の大師線営業運転。もちろん京急も誰もさよなら運転とは言っておらず、表向きは2451編成のただの定期列車にすぎないのだが、これが2000形4両編成の実質的なさよなら運転であることは明白であった。結果的に翌11日の91A運行にて2451編成は営業運転を終えたようなのだが、この日も通常では考えられないめちゃくちゃな動きをしたようで、京急の2000形に対する愛情を感じずにはいられないところである。4両編成の2000形でこれなんだから、8両編成の2000形が引退する際はいったいどうなってしまうの・・・。
全盛期の2000形からしたら2451編成の実質的なさよなら運転が大師線であったことについて違和感を覚えたという声も聞かれたが、やはりここは京急からの特別な計らいを純粋に楽しみたいところ。2000形が大師線を走ったというのもまた2000形の歴史の1ページなのである。私としてはこれまでの2000形の大師線入線をことごとく逃していたので、最後の最後で大師線での2000形を見て乗って撮る機会を得られることができたのはとてもよかった。
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