2020.10.11
新京成8000形、京成線への乗入れを終了。
2017年6月よりリバイバルカラーとして走っている新京成8000形8512編成だが、9月下旬をもって京成千葉線への乗入れを終了した模様である。既に直通運転で使用する機器類の一部が撤去されているほか、運転台には乗入非対応と書かれたシールが貼られており、京成線に入線できない状態となっているようだ。8512編成が最後に京成千葉線に入線したのは9月25日のこと。8512編成は廃車が進む8000形のラスト1本でもあるので、この日をもって京成千葉線を走る8000形の姿は見納めということになった。
8000形については、昨年度に廃車になった8518編成も引退より先に乗入非対応とされており、結果的には8512編成もこの流れを踏襲した。なお、8518編成の乗入れ終了ではその代わりに8800形8814編成が新しく乗入対応となり、京成千葉線への直通運転を開始。これと同じ動きがあるならば、8512編成の代わりになる京成乗入対応車が新たに登場することになると思われる。
新京成電鉄では中期経営計画にて2021年度中にも80000形を1本新造することを明らかにしており、この80000形(80026編成になるとみられる)が8512編成の置換え用になる見込みである。くぬぎ山のタヌキとして親しまれてきた8000形も、いよいよ終わりが近づいてきている。
関連記事
新京成8000形8512編成 営業運転終了
くぬぎ山のタヌキ、43年の歴史に幕。新京成電鉄では80000形の2次車として80026編成を導入したところだが、これに伴い8000形8512編成が営業運転を終了した。最終運行となったのは11月...
新京成8000形8518編成 営業運転終了
新京成8000形8518編成が運用終了。8000形は残り1編成に。新京成8000形8518編成が営業運転を終了した。新京成電鉄の公式Twitterによれば、最終運行となったのは14日の朝で...
新京成8000形 三者三様で走る日常
廃車が進み、残り3編成となっている新京成8000形。現在、奇しくもこれら3本の8000形は互いに異なる装いで走っており、ちょっと楽しい状態になっている。三者三様となっている8000形をそれぞれ...
新京成8000形8512編成 茶色帯リバイバルカラー
新京成8000形の茶色帯が復活。新京成電鉄では、2017年6月より8000形のリバイバル塗装車両の運転を行っている。リバイバルカラーになったのは8512編成で、くぬぎ山工場への入場を機に...
新京成8000形8518編成 ジェントルピンクの新塗装
新京成8000形にもついにジェントルピンクの新デザイン車両が登場。新京成電鉄では2014年に制定した新しいコーポレートアイデンティティ(CI)に基づいた車両の新デザイン化を順次実施しているが...
最新記事
京成線 2024年11月23日ダイヤ修正
京成電鉄では、11月23日にダイヤ修正を行う。今回のダイヤ修正について、プレスリリースや15日発売の京成時刻表Vol.33などで明らかになっている情報を基に、その内容を見てみよう。本稿では...
四直珍列車研究 134 - 平日 1681K
京成車の特急泉岳寺行が登場。平日1681Kレは、京成車で運転される特急泉岳寺行である。2023年11月ダイヤ改正で登場した列車となっている。京成車の泉岳寺行は都営浅草線西馬込始発のものは数多く...
京急1000形 「京急夏詣号」運転(2024年)
空とあなたと夏詣。京急電鉄では、6月末より「京急夏詣キャンペーン2024」の実施に合わせて、「京急夏詣号」の運転を行っている。「夏詣」キャンペーンは同社が2019年度より毎年実施しているもので...
都営浅草線 自動放送どうするの問題を考える
都営浅草線の自動放送どうするの問題を考える。列車内における案内として重要なアナウンス。アナウンスでは列車の種別行先や次駅の案内が行われるが、昨今では自動放送が主流となっており、車掌が自らの肉声で...
船橋新京成バス2741号車 「ふなっしー号」
「ふなっしー」なバスが走る。船橋新京成バス2741号車が特別仕様「ふなっしー号」として走ってる。「ふなっしー」といえば千葉県船橋市を中心に暴れている同市で人気の非公認キャラクターだが、2023年...