2024.03.28
新京成線、久しぶりにダイヤ改正を実施。
新京成8800形 8816編成
2023.10.17/三咲〜滝不動
新京成電鉄では、3月23日にダイヤ改正を実施した。平日朝における列車増発と夜間時間帯の運転間隔見直しが主な内容となっている。それぞれについて内容を見てみよう。以下、ダイヤ改正前のダイヤを「旧ダイヤ」、ダイヤ改正後のダイヤを「新ダイヤ」などと記すことにする。
平日朝における列車増発
接続路線のピーク前時間帯での接続向上を図るため、6時台にくぬぎ山始発下り列車を1本新設、7時台のくぬぎ山始発松戸行1本を新津田沼始発に変更した。くぬぎ山〜新津田沼で1往復分の増発となっている。旧ダイヤでくぬぎ山7時03分発松戸行として出庫していた車両の出庫時間を前倒しする格好で実施したもので、これに伴う車両の運用数に変化はない。
なお、松戸〜元山において5時台後半から6時台前半に新津田沼行が続いて京成津田沼行が30分以上開いてしまう時間帯が発生しているが、これらの新津田沼行に乗車すればくぬぎ山で京成津田沼行に乗り換えられる旨の案内が駅の時刻表に記載されることとなった。
夜間時間帯における列車の運転間隔見直し
平日・土休日ともに夜間時間帯における列車の運転間隔の見直しを実施した。22時以降、旧ダイヤで平日下り:約11分、平日上り:約12分、土休日下り:約12分、土休日上り:約12分だった平均の列車間隔は、新ダイヤではそれぞれ約14分、約15分、約14分、約15分に変更されている。
前述の平日朝の増発分を含めれば、平日では松戸〜新津田沼で2往復分、新津田沼〜京成津田沼で3往復分、土休日では全線で2往復分の減。新京成では新型コロナウイルスの感染拡大以降で初めてのダイヤ改正となるが、コロナ禍後の利用状況を踏まえた減便基調のダイヤ改正となった。
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