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東洋バス 起終点の風景 4 - 阿宗橋

2025.11.12

東洋バスの起終点を訪ねる。その4は、「阿宗橋」。

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東洋バス 阿宗橋
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▲八千代市の北東端に位置する「阿宗橋」停留所。いかにも外れにある小さな折返し場でバスは折返していく
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東洋バス 阿宗橋
2025.11.2/**

▲折返し場を北西側から見る。写真右手が勝田台方面。道路を手前側に進むと下の写真の阿宗橋に至る
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東洋バス 阿宗橋
2025.11.2/**

▲さらに角度を変えてもう1枚。保品の集落の外れにある停留所である
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千葉県道263号 阿宗橋
2025.11.2/**

▲停留場名称の由来となっている千葉県道263号の阿宗橋。阿蘇と宗像をつなぐので阿宗橋である。印旛放水路(新川)に架かる橋で、現在の橋は1974年12年に完成したもの。写真は八千代市側から見たもので、橋の先は印西市である。2015年12月にバイパス道路となる新阿宗橋が開通したため、交通量は比較的少ない

八千代市の北東端に位置する「阿宗橋」。勝田台駅北口を発着する阿宗橋線[67]と[68]の起終点となる停留所である。現在、県道の脇に設けられた小さな折返し場にバスが入るのは、平日午前中の1回のみ。勝田台駅北口からやってきた[67]上高野工業団地経由阿宗橋行が、[68]村上団地経由勝田台駅北口行として折返していくだけである。停留所名称の「阿宗橋」はすぐ近くを流れる印旛放水路(新川)に架かる橋の名前で、橋を越えた先は印西市となる。

「阿宗橋」は、もともと終着のバス停ではなかった。もとは阿宗橋を渡って印西市の岩戸まで走る岩戸線の一部だったが、2006年10月ダイヤ改正で八千代市内の区間を残して路線を休止することになり、阿宗橋の八千代市側に新設した「阿宗橋」を終点とする阿宗橋線として再編したのである。折返し場はこの時に整備されたものとなっている。

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東洋バス 路線図

▲2006年10月ダイヤ改正における路線の変化。阿蘇橋から先の印西市内の区間がバッサリと切られ、八千代市の阿宗橋まで短縮された(筆者作成)

岩戸線が阿宗橋線として再出発した当初は平日に4往復のバスがやってきていたが、2022年5月ダイヤ改正で1往復のみとなる。その後、運行経路の変更や一時的に片道のみの運行になるなどの紆余曲折を経て、現在に至っている。岩戸線と言えば1948年に創業した東洋バスが最初期に開業した路線のひとつだが、「阿宗橋」は言わばその成れの果てだ。

なお、八千代市側の路線はここで途切れているが、印西市側では「吉田宮前」というところ(上記路線図で旧岩戸線の「宮前」のあたり)まで大成交通が運行する宗像路線バスが来ている。ここ「阿宗橋」から歩いて20分ほど。現在のダイヤでは待ち時間が少々発生するが、バスを乗り継ごうと思えば乗り継ぐことが可能である。

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