2012.12.03
祝、京急車の京成本線運用復活!!!
- [平日]1283H 回送
- 始発:宗吾参道---- → 終着:成田空港----
- ダイヤ:2012.10.21改正
- 備考:-
・・・と言っても、今度の京急車は出口の方から入ってくる。試しに京成時刻表2012年10月ダイヤ改正号の紙面上で京急車の運用である83Hを追ってみると、83Hは783Hアクセス特急成田空港行で成田空港に11時12分に到着した後、折返しとなるべき列車は12時40分発の1282H(飛)アクセス特急羽田空港行となっており、折返すのに妙に時間がかかっていることに気づくだろう。この間、83Hに充当した京急車は成田空港駅でボケーっとしているわけではなく、いったん宗吾車両基地に入庫となっており、ここに宗吾参道〜成田空港間を走る京急車の運用が設定されているというわけである。
2012年10月のダイヤ改正では、根古屋信号所における運転停車解消によるアクセス特急の所要時間短縮が盛り込まれており、さらに成田空港および羽田空港国内線ターミナルの両端駅における折返しの時間を詰めた結果、羽田空港〜成田空港間を走るエアポート快特〜アクセス特急の日中時間帯の所要運用数を6本から5本に減らすことができている。この1本分を83Hとし、783Hで成田空港にやってきた車両をそのまま折り返させずに、宗吾車両基地にいったん引っ込めることにしたのである。宗吾車両基地に入庫した京急車は1時間も経たないうちに再出庫となり、03Kと車両交換する格好で1282Hより営業運転に入るという流れになっている(浮いた1本分の運用を京急車と京成車で分け合っているというふうに捉えられる)。感覚的には、平日日中のアクセス運用の負担分は、2012年10月のダイヤ改正以前の京成車4:京急車2から、京成車3.5:京急車1.5という感じなった。
成田スカイアクセス線が開業した2010年7月のダイヤ改正で消滅した京急車の京成本線乗入れ、末端部のわずか数駅を回送で走るのみではあるが、このたび約2年ぶりに復活したということになる。
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