2012.12.28
京成バス花輪車庫、50年以上の歴史に幕を閉じる。
京成線に乗っていると船橋競馬場〜谷津間の海側に見えるバスの車庫、それが京成バス花輪車庫である。このたび京成グループの資産の活用の一環として再開発を行うため、12月22日をもって閉鎖となった。この車庫について簡単に調べてみると、この地に船橋営業所が開設されたのは1950年代後半とのことだから、少なくとも半世紀以上の歴史がある車庫だったということになる。しかしながら、見慣れたいつもの光景が消えてしまうのは実に寂しい。
花輪車庫には晩年、京成バス船橋営業所と同船橋高速貸切センター、京成バスシステム本社営業所という2社3営業所が同居していた。これらはそれぞれ代替となる新車庫に移転することとなった。京成バス船橋営業所は消滅し、新たに新都心営業所(習志野市芝園)と同習志野出張所(船橋市習志野)が開設された。新都心営業所はもともと習志野市茜浜にあった船橋営業所茜浜車庫を移転し、営業所に格上げした格好になっている。船橋高速貸切センターは茜浜車庫の跡地に移転の上、新習志野高速営業所になった。京成バスシステムは船橋市栄町に移転し、新しい本社営業所を構えている。
関連記事
京成バスN130号車 千葉中央バスカラーの京成バス
千葉中央バスだと思ったでしょう? 京成バスだよー。京成バスほどの大きな事業者ともなれば変な車両の1台や2台が在籍しているものと思うのだが、これはまさしく変な1台。長沼(営)に所属するN130号車...
千葉内陸バス1185号車 京成カラーの富士7Eノンステップ車両
千葉内陸バスに突如やってきた富士7Eボディのノンステップ車両。千葉内陸バスの1185号車である。見ての通り京成カラーをまとった富士重工7Eボディのノンステップ車両で、京成バスからの移籍車両...
京成バス フルカラーLED行先表示の車両が登場
ついに京成バスにもフルカラーLEDの波が到達・・・! 10月8日に幕張メッセの屋外展示場において開催された「京成バスお客様感謝フェスティバル」で展示されたE164号車(江戸川(営)所属...
京成バスA2-875号車 西武バスからの貸出車両
西武バスが幕張の街を走る。千葉ロッテマリーンズのお膝元である幕張を走る京成バスと、グループ企業に西武ライオンズを擁する西武バスでは、プロ野球リーグの「埼玉vs.千葉シリーズ」開催時において、所属...
ちばシティバスC429号車 復刻塗装
ちばシティバスでは、2月上旬より復刻塗装の車両を運行している。ちばシティバスの塗装と言えば青系のものだが、1999年のちばシティバス運行開始時にこの復刻塗装車両のようにピンク色の車両が存在して...
最新記事
最新記事
四直珍列車研究 134 - 平日 1681K
京成車の特急泉岳寺行が登場。平日1681Kレは、京成車で運転される特急泉岳寺行である。2023年11月ダイヤ改正で登場した列車となっている。京成車の泉岳寺行は都営浅草線西馬込始発のものは数多く...
京急1000形 「京急夏詣号」運転(2024年)
空とあなたと夏詣。京急電鉄では、6月末より「京急夏詣キャンペーン2024」の実施に合わせて、「京急夏詣号」の運転を行っている。「夏詣」キャンペーンは同社が2019年度より毎年実施しているもので...
都営浅草線 自動放送どうするの問題を考える
都営浅草線の自動放送どうするの問題を考える。列車内における案内として重要なアナウンス。アナウンスでは列車の種別行先や次駅の案内が行われるが、昨今では自動放送が主流となっており、車掌が自らの肉声で...
船橋新京成バス2741号車 「ふなっしー号」
「ふなっしー」なバスが走る。船橋新京成バス2741号車が特別仕様「ふなっしー号」として走ってる。「ふなっしー」といえば千葉県船橋市を中心に暴れている同市で人気の非公認キャラクターだが、2023年...
北総車の京急線内特急運転が復活
約19年ぶりに復活した北総車の京急線内特急運転を見る。京急線に大きな変化をもたらした2022年11月ダイヤ改正。京急自ら「23年ぶりの大改正」としたこのダイヤ改正では、特に日中時間帯の運行...