2013.08.24
祝・曳舟駅上り線高架化!
京成電鉄と東京都、墨田区で進められている京成押上線押上〜八広間の連続立体交差化工事において、8月24日より上り高架線の使用が開始された。高架化区間に存在する曳舟駅も上り線の新ホームの供用が開始されている。高架化初日となった24日にさっそく曳舟駅高架新ホームの様子を見に行ったので、いくつか写真を掲載しよう。
上りの電車からこの曳舟駅の高架新ホームに初めて降り立った時の印象は、とにかく広々としているということだった。それは地平の曳舟駅が細長いホームで狭いことからの反動ということもあるのだろうが、ホーム上にベンチがあって、自販機があって、本当にこれが曳舟駅なのか?、といった感じである。
高架化を機にホームの位置が約100m押上方に移動しており、ちょうど地平の曳舟駅の押上方の出入口の脇にある押上第5号踏切付近が高架新ホームの中央付近といった感じになっている。ホームの移動は押上第4号踏切付近に交通広場が設けられるためとなっているようだが、曳舟駅はかつて現在の押上第4号踏切と第5号踏切の間にあったこともあり、一昔前の曳舟駅と現在の曳舟駅の間をとった位置に高架新駅が設置された格好だ。新駅舎は、3階がホーム、2階がコンコースとなっている。ラッチ内コンコースは1つに集約され、押上方と八広方にそれぞれ改札口を設置している。改札やコンコースは一部を除いて仮設状態であり、まだまだ工事たけなわといった様子である。
高架新駅では、新しいデザインのサインが採用されている。新デザインのサインは2012年5月に開業した東京スカイツリーへの対応で押上駅に導入され、最近になって八幡駅にも導入されたものと同じものとなっているが、ここでは駅名標も新デザインになっていることが注目されよう。押上、八幡のサインと同じく和文フォントにイワタUDゴシック、欧文フォントにDINを用いた新しい駅名標は、2010年7月に導入された駅ナンバリングを違和感なく収めたデザインとなっており、既存の駅名標に無理やり駅ナンバリングを貼り付けて苦しい状態になっている他の駅にも広がってほしいものである。
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