2013.09.13
どんどん進む8800形の6連化改造。
2006年度に3編成、2011年度から毎年3編成ずつ実施されてきた新京成8800形の6連化改造だが、いよいよ終わりが見えてきた。2013年度は8両編成として残っていた8880編成、8888編成、8896編成にも改造が及んでおり、8880編成は5月下旬に、8888編成は7月上旬に、そして最後の8両編成となった8896編成も9月10日に6連化改造のため営業運転を終了、8800形の8両編成は消滅となった。8880編成は8813編成として、8888編成は8814編成として営業運転を再開しており、8896編成も8815編成になるものとみられる。
あわせて、一部列車の6両編成化も進められており、2013年度は7月13日より新津田沼における車庫外滞泊を含む2運用を、8896編成の運用離脱に合わせて9月11日より1運用を6両編成とした。これにより、8両編成の運用は終日を走るものが1本、平日朝のみを走るものが1本となっており、新京成における8両編成の列車は風前の灯となっている。8800形の8両編成はもういないので、8両編成の運用は8900形3本で賄われることになる。
例年通りの車両の動きがあるとすれば、8800形8連の単純な6連化に加えて、余った中間車両で6連をもう1本作るという流れになるはずだが、残存している8000形は既に全編成VVVFインバータ車になっているし、現在の新京成には置換えるべき車両が見当たらない。今後、どのような車両の動きをみせるのだろうか。そして、8800形の6連化改造が完了した後に、6連化は8900形にも及ぶのかという点についても気になるところで、新京成の車両の動向に対する興味は尽きない。
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