2017.11.27
時刻はまもなく丑三つ。そんな時間に京成津田沼駅に行ってみると・・・
京成津田沼駅は言わずもがな、京成線では拠点となる駅のひとつ。千葉線と新京成線の接続駅であり、駅には車掌区も併設。列車によっては乗務員の交代も当駅で行われる。駅の成田方・海側には小規模ながら車庫も設けられており、何本かの編成がこの場所で夜を明かして翌朝の運行に備えている。真夜中に津田沼車庫を訪れると、狭い構内にギッシリと車両が留置してある様子をうかがうことができる。
千葉・千原線を走る4両編成が多かったため津田沼車庫は4両編成の留置場所というイメージがあったように思うが、近年のダイヤ改正では4両編成そのものが削減されており、津田沼車庫からも4両編成が減ってきている。特に先日の10月28日ダイヤ改正では、津田沼車庫で夜を明かしていた4両編成2本が宗吾車両基地と高砂検車区に1本ずつ振り替えられて、夜の津田沼車庫は6両編成だけになってしまった。今や津田沼車庫に入る4両編成は、平日の9B50レから1050レの間の30分足らずだけという状況。
2016年11月ダイヤ修正より京成津田沼駅3番線で夜間留置する運用があった。京成津田沼駅3番線に到着する京成本線下りの京成津田沼行終電2313レがそのままホームで夜を明かして翌朝の5B01レになるというもの。ただし、駅ホームにおける夜間留置車両はいろいろと不便ということなのか、前述の2017年10月ダイヤ改正で4両編成2本を津田沼車庫から追い出したスペースに納まって、現在は解消されている。逆に言えば、駅ホーム留置をなくすために4両編成の留置場所を変更したということなのかもしれない。京成津田沼駅3番線での夜間留置は、わずか1年という短命な光景であった。
関連記事
京急線 品川〜京急蒲田間の普通列車"蒲田ローカル"を見る その2
京急本線において日中時間帯に品川~京急蒲田間を走る通称"蒲田ローカル"。運行開始から5年を記念して、蒲田ローカルがどういった運行をしているのかを見てみよう(今さら)。さて、品川~京急蒲田間を走る...
京急線 品川〜京急蒲田間の普通列車"蒲田ローカル"を見る
京急本線において日中時間帯に品川~京急蒲田間を走る通称"蒲田ローカル"。運行開始から5年を記念して、蒲田ローカルがどういった運行をしているのかを見てみよう(今さら)。蒲田ローカルは日中時間帯に...
京成線 都営5300形の快速高砂行を追い抜く都営5300形の快速高砂行
あ・・・ありのまま 今 起ったことを話すぜ! 「1番線に都営5300形の快速高砂行が停車していると思ったら、2番線から都営5300形の快速高砂行が追い抜いていった」 な・・・ 何を言ってるのか...
芝山鉄道3500形 京成金町線を走る
京成金町線を走る3500形。一見すると何ら変哲のないごく普通の日常のように映るけれども、よく見たら番号が3540だし、車体の側面には緑色のプレートと成田空港の広告がチラチラ見えとるし...
京成3600形3668編成 金町線を走る
金町線に還ってきた、我らがアイドル京成3600形3668編成。2016年度末に中間車両の3608-3601が廃車され、4両編成になった3668編成。4両編成になったということで金町線の運用にも...
最新記事
京成線 2024年11月23日ダイヤ修正
京成電鉄では、11月23日にダイヤ修正を行う。今回のダイヤ修正について、プレスリリースや15日発売の京成時刻表Vol.33などで明らかになっている情報を基に、その内容を見てみよう。本稿では...
四直珍列車研究 134 - 平日 1681K
京成車の特急泉岳寺行が登場。平日1681Kレは、京成車で運転される特急泉岳寺行である。2023年11月ダイヤ改正で登場した列車となっている。京成車の泉岳寺行は都営浅草線西馬込始発のものは数多く...
京急1000形 「京急夏詣号」運転(2024年)
空とあなたと夏詣。京急電鉄では、6月末より「京急夏詣キャンペーン2024」の実施に合わせて、「京急夏詣号」の運転を行っている。「夏詣」キャンペーンは同社が2019年度より毎年実施しているもので...
都営浅草線 自動放送どうするの問題を考える
都営浅草線の自動放送どうするの問題を考える。列車内における案内として重要なアナウンス。アナウンスでは列車の種別行先や次駅の案内が行われるが、昨今では自動放送が主流となっており、車掌が自らの肉声で...
船橋新京成バス2741号車 「ふなっしー号」
「ふなっしー」なバスが走る。船橋新京成バス2741号車が特別仕様「ふなっしー号」として走ってる。「ふなっしー」といえば千葉県船橋市を中心に暴れている同市で人気の非公認キャラクターだが、2023年...