2019.05.04
令和の時代の京成電車、始まる。

京成AE形 AE7編成
2019.5.1/大佐倉〜酒々井
5月1日、京成線上野〜東成田間で団体臨時列車「令和号」が運転された。列車の名前が表すとおり、5月1日より新元号「令和」に改元されることを記念したものになっている。車両はAE形AE7編成が使用され、前面には「ありがとう平成 新年号制定記念『令和』」と書かれたヘッドマークが掲出された(ヘッドマークは「令和号」運転以降も継続して掲出したままになっている模様)。
「令和号」は、プレスリリースに上野9時2分発と記載があることから分かるように、シティライナーの行路を東成田まで延長したものとして運転された。このため、運行番号もAE51として運転されるなど、ヘッドマークと停車駅以外は正月に運転されるシティライナーと同じような格好であった。列車は京成トラベルが主催するツアーとして企画され、「新元号令和記念成田山新勝寺参拝コース」と「平成を懐かしむ旧成田空港駅見学コース」のいずれかの参加者が乗車した1)。
また、平成最後の日となった4月30日のイブニングライナー83号(上野23時00分発、23AE09レ)は、佐倉〜成田間で日付をまたいで年号が変わる瞬間を迎えることから、「『平成⇒令和』記念イブニングライナー」として運転されている。この列車にもヘッドマーク付のAE7編成が充当されているが、AE7編成はヘッドマークの関係で上野駅における21AE08レ→23AE09レの折返しのタイミングで臨時の車両交換を行っての充当となった。
- 1)ツアー参加者によれば、「平成を懐かしむ旧成田空港駅見学コース」の方が圧倒的に多かった模様。
関連記事
京成AE形「ありがとう3000万人」ヘッドマーク
祝、3000万人。京成電鉄では、10月下旬よりAE形AE7編成に「ありがとう3000万人」ヘッドマークの掲出を行っている。2010年7月の成田スカイアクセス線開業による新型スカイライナーの...
京成AE形 臨時シティライナー「成田山開運号」運転(2019年)
平成最後の臨時シティライナー「成田山開運号」。京成電鉄では、成田山への多客に対応して1月の土休日ダイヤ実施日に臨時シティライナーの運転を行なった。1月に運転される臨時シティライナーはAE形での...
京成AE形 団体臨時列車「成田屋号」運転
10年ぶりに「成田屋号」を運転。4月20日、京成線上野〜成田間で「成田屋号」が運転された。今年は成田山開基1080年にあたり、これを記念した列車となっている。列車には成田屋を屋号とする市川家の...
京成AE形 臨時シティライナー「成田山開運号」運転(2018年)
臨時シティライナー「成田山開運号」を今年も運転。京成電鉄では、成田山への多客に対応して1月の土休日ダイヤ実施日に臨時シティライナーの運転を行っている。1月に運転される臨時シティライナーは...
京成AE形「ありがとう2500万人」ヘッドマーク
祝、2500万人。京成電鉄では、11月上旬よりAE形AE5編成に「ありがとう2500万人」ヘッドマークの掲出を行っている。2010年7月の成田スカイアクセス線開業に合わせた新型スカイライナーの...
最新記事
2025.03.31
新京成線 新津田沼駅の0キロポスト
歴史の証人。まもなく終わりを迎える新京成線。そんな同線の歴史を開業から見守り続けてきたものがある。新津田沼駅に設置されている、0キロポストだ。新京成線の距離上の起点が、ここ新津田沼にあることを...
2025.03.28
京成3500形 3556編成など6両が営業運転終了
京成3500形に廃車が発生。新型車両3200形の導入に伴い、3500形に廃車が発生している。廃車となったのは、3556〜3553と3552、3551で、導入された3200形と同数となる6両...
- 京成
- タグはありません
2025.03.24
京成3200形 営業運転開始
まさに「令和の赤電」。2月22日、京成電鉄の新型車両3200形デビューした。2024年度導入分の6両が、3204+06-05という編成を組んで6両編成として運用に入っている。遅ればせながら...
2025.03.17
さようなら JR東日本E217系
さようなら、E217系。3月15日、JR各社を始めとした3月の全国的なダイヤ改正が実施された。列車や車両が新しく生まれ、または消えていく。そんな季節が今年もやってきた。JR東日本の横須賀・総武...
2025.03.12
京急600形・2100形 側面の行先表示器をLED化
京急600形と2100形、側面の行先表示器がLEDになる。京急600形と2100形で、側面の行先表示器のLED化が進んでいる。2024年10月下旬にLEDとなった602編成と607編成、2157...