2022.07.18
都営車の新鎌ヶ谷行きが21年ぶりに復活。

都営5500形 5518編成
2022.5.26/印西牧の原

都営5500形 行先表示「普通新鎌ヶ谷」(側面)
2022.5.26/**

都営5500形 LCD案内表示器
2022.5.26/**
- [平日]914T 普通新鎌ヶ谷行
- 始発:印旛日本医大916 → 終着:新鎌ヶ谷934
- ダイヤ:2022.2.26改正
- 備考:
- [平日]1906T 普通新鎌ヶ谷行
- 始発:印西牧の原1905 → 終着:新鎌ヶ谷1920
- ダイヤ:2022.2.26改正
- 備考:
2022年2月に実施されたダイヤ改正は、各社局とも新型コロナウイルス感染症の影響による利用状況を受けた運行見直しにより減便や種別格下げなど苦しい内容が目立った。そんな中、存在感を示しているのが北総鉄道である。同社では新鎌ヶ谷発着の区間列車を増発。区間列車は千葉ニュータウン地区内の移動の促進と沿線の活性化を目的としたものだが、今年10月に予定されている同線の運賃値下げと合わせて2022年の北総を象徴する施策と言えよう。
新鎌ヶ谷行きの区間列車は、印旛日本医大あるいは印西牧の原から平日6本、土休日2本が設定されている。このうち平日の2本は都営車の運用となっており、これが今回取り上げる珍列車914Tレ、1906Tレである。914Tレは印旛日本医大9時16分始発、1906Tレは印西牧の原19時5分始発。平日の朝と夜に1本ずつ走る格好となる。
都営車の新鎌ヶ谷行は過去にも走っていたことがあるとは言え、まさか令和の時代に再びお目にかかれるとは! 都営車の新鎌ヶ谷行が定期的に走るのは、2011年3月に発生した東日本大震災の影響による震災臨時ダイヤ以来、11年ぶりのこと。臨時ダイヤを除いて正式ダイヤならさらにさかのぼって実に21年ぶりのこととなる。5500形の新鎌ヶ谷行が走るのはもちろん初めてだ。
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