2024.05.18
平日1本のみ、都営車の三社局直通特急。

都営5500形 5515編成
2024.1.11/京成高砂
- [平日]1101T 特急京成高砂行
- 始発:三崎口1133 → 終着:京成高砂1333
- ダイヤ:2023.11.26改正
- 備考:
平日1101Tレは、都営車で運転される特急京成高砂行である。2023年11月ダイヤ改正で登場した列車で、始発駅は三崎口。遠路はるばる三社局を直通する、平日1本だけの珍列車となっている。1101Tレのどのあたりが珍列車なのだろうか。
ことの発端は、2022年11月ダイヤ改正である。このダイヤ改正で京急は日中時間帯における運行パターンを一新、三崎口・京急久里浜から都営浅草線に直通する特急(H特急)を復活させるなどした。当初、この運行系統に入るのは京急車だけだったが、翌2023年11月ダイヤ改正で都営車が参入。平日に01T運行と33T運行が1往復ずつ、日中時間帯の三崎口まで往復することになった。なお、都営車が日中時間帯の三崎口に顔を出すのは、約23年ぶりのこととなる。
その上で、この1101Tレが珍列車となっているのは、京成線内も特急として走る点。京成は都営浅草線内エアポート快特の減便に伴い、2022年2月ダイヤ改正より日中時間帯の押上線おける三崎口・京急久里浜発着列車の約半数を優等種別での運転に変更しているが、表題の1101Tレはこの運行パターンにうまくハマる格好で全区間を特急として走り抜いている。京成線内で都営車の特急京成高砂行が見られるのは初めて、かつこの列車だけというわけだ。
関連記事
四直珍列車研究 134 - 平日 1681K
京成車の特急泉岳寺行が登場。平日1681Kレは、京成車で運転される特急泉岳寺行である。2023年11月ダイヤ改正で登場した列車となっている。京成車の泉岳寺行は都営浅草線西馬込始発のものは数多く...
四直珍列車研究 132 - 平日 2300
押上線の6両編成、しれっと復活してしれっと消える。平日2300レは、かつて運転されていた普通押上行である。2022年2月ダイヤ改正で設定された、押上線を走る唯一の6両編成の列車であった。押上線の...
四直珍列車研究 131 - 平日 914T
都営車の矢切行が登場。平日914Tレは、都営車で運転される普通矢切行である。2023年11月ダイヤ改正で登場したもので、平日に1本だけ出現する珍列車となっている。北総鉄道は、同改正において日中...
四直珍列車研究 130 - 土休日 22A26
土休日ダイヤで唯一の通勤特急、19年の運行に幕。京成線では、25日にダイヤ改正が実施される。ダイヤ改正前日の記事として、今回も消えてしまう珍列車を取り上げてみよう。土休日22A26レ通勤特急...
四直珍列車研究 129 - 平日 2124
品川から堀ノ内行が走る。京急線で2022年11月に実施されたダイヤ改正は、京急自ら「23年ぶりの大幅ダイヤ改正」と表現するほど大きなものであった。日中時間帯の運行パターンの変更については以前の...
最新記事
2025.03.28
京成3500形 3556編成など6両が営業運転終了
京成3500形に廃車が発生。新型車両3200形の導入に伴い、3500形に廃車が発生している。廃車となったのは、3556〜3553と3552、3551で、導入された3200形と同数となる6両...
- 京成
- タグはありません
2025.03.24
京成3200形 営業運転開始
まさに「令和の赤電」。2月22日、京成電鉄の新型車両3200形デビューした。2024年度導入分の6両が、3204+06-05という編成を組んで6両編成として運用に入っている。遅ればせながら...
2025.03.17
さようなら JR東日本E217系
さようなら、E217系。3月15日、JR各社を始めとした3月の全国的なダイヤ改正が実施された。列車や車両が新しく生まれ、または消えていく。そんな季節が今年もやってきた。JR東日本の横須賀・総武...
2025.03.12
京急600形・2100形 側面の行先表示器をLED化
京急600形と2100形、側面の行先表示器がLEDになる。京急600形と2100形で、側面の行先表示器のLED化が進んでいる。2024年10月下旬にLEDとなった602編成と607編成、2157...
2025.03.07
京成バス 車両番号の基礎知識 - 分離子会社編
京成バスおよびグループ各社では、車両に対して数字や英字を用いた番号を漏れなく付しており、これを車両番号(社番)として各車両の管理に使用している。当Webサイトでは2017年8月にも「京成バス...
- 京成バス
- タグはありません