タイ国鉄メークロン線 コロナ禍後のメークロン線路市場
2024.06.16
コロナ禍後のメークロン線路市場を訪ねる。
タイ国鉄 THN系気動車
2023.10.20/**
タイ国鉄 メークロン線路市場
2023.10.20/**
乗るはずだったバスが路線ごと廃止になっていることを知ったのは、朝7時のバスターミナルであった。この時点でこの日の旅程は崩壊。案内係のおばちゃんに近くまで行くと乗せられた代わりのバスで流れ着いたのがメークロンであった。もっとも、当初行く予定だったのがボッタクリで有名な水上マーケットだったから、そこには行くべきではないという神(タイなので仏かもしれない)のお導きだったのかもしれない。
何はともあれメークロンである。正確には、この町はサムットソンクラームと言う。サムットソンクラームはバンコク都心から南西に約70kmほど、メークロン川の河口付近にある小さな町だが、ここを有名たらしめているのは線路市場の存在である。タイ国鉄メークロン線の終点、メークロン駅手前500mほどの軌道上に市場が形成されており、列車がその中を突っ切るというどう考えてもおかしい光景が毎日展開されている。
メークロンを訪れるのは2015年2月以来、2度目だ。だからこそ当初の予定に組み込んでなかったのだが、来てしまったのだからしょうがない。せっかくなので、市場の様子と列車の往来を見ていくことにした。
タイ国鉄 THN系気動車
2023.10.20/**
タイ国鉄 THN系気動車
2023.10.20/**
タイ国鉄 THN系気動車
2023.10.20/**
タイ国鉄 THN系気動車
2023.10.20/**
2020年の初頭から感染が広がった新型コロナウイルスは、世界に暗い影を落とした。特に、観光立国を掲げているタイにおいては、そのダメージは計り知れないものであった。メークロン線(バーンレーム〜メークロンの区間)も所定では1日4往復の運行のところ、2往復に減便。観光客で溢れていた線路市場には閑古鳥が鳴き、見るに耐えない惨憺たる状態だったという。
さて、2023年10月、コロナ禍後のメークロン市場はどうなっていたか。・・・それは、掲載した写真の通りである。右を向いても左を向いても観光客。むしろ、混雑は以前訪れた時よりも酷くなっているような・・・? 2015年に乗車した時には2両編成だった列車は3両編成に増強されており、こちらも観光客を満載していた。線路際から列車を撮る観光客と列車から車窓を撮る観光客とで、互いに互いを撮り合っている状況は相変わらずだった。
線路際には明らかに観光客を意識した土産屋やオシャンティなカフェなんかもできちゃったりなんかして、テーマパーク然としている。そうするともはや風情もへったくりもないのだが、しかし、これはこれでよいのだと思う。行きたいところに行って、面白いものを見たり美味しいものを食べたりする、こうしたことを自由にできるのはなんと幸せなことか。コロナ禍の時のような、移動が制限された世界はもう味わいたくない。そんなようなことを、私を含めて観光客だらけのメークロンで感じたわけである。
列車を見物した後は近くの食堂のカオマンガイで腹を満たし、ロットゥで大きな仏塔のある街へ向かった。
関連記事
2024.04.10
タイ国鉄 フアランポーン駅の現在
クルンテープ・アピワット中央駅に続いて、かつての中央駅、フワランポーン駅も訪ねてみた。2023年1月にバンコクの中央駅の地位をクルンテープ・アピワット中央駅に譲ったフアランポーン駅。中央駅の移転...
2024.02.10
タイ国鉄 動き始めたクルンテープ・アピワット中央駅
タイの首都バンコクにおける新たな中央駅、クルンテープ・アピワット中央駅を訪ねてみた。バンコクの交通事情において、近年最も大きなできごとは中央駅の移転であろう。クルンテープ・アピワット中央駅と...
2023.12.14
タイ国鉄 レッドラインに乗る
タイの首都バンコクで2021年11月に開業したレッドラインに乗ってみた。タイの首都バンコクでは、ここのところ鉄道路線網が急速に拡大している。ここ5年だけでもBTSスクンヴィット線やMRTブルー...
2023.11.11
国鉄型車両を訪ねて 25 - タイ国鉄キハ183系
国鉄型車両を訪ねて、初めての海外編はタイを走るキハ183系をば。2023年春のダイヤ改正で定期運用を終了したJR北海道のキハ183系。その一部がタイ国鉄へ譲渡され、熱帯の気候の中を走っていること...
2016.03.10
タイ国鉄の旅 7 - メークロン線 メークロンの線路市場
バーンレーム駅からのんびりと列車に揺られること1時間40分、列車はまもなくメークロン駅に到着する。メークロン駅手前の数百メートルがメークロン線の最大の山場・・・! 列車が市場の中を通過するのだ...
最新記事
2026.05.22
バンコクBTS スカイトレインを走る車両たち
バンコクBTS、スカイトレインを走る車両たち。1999年にタイの首都バンコクの都市鉄道として、初めて開業したBTS(バンコク・スカイトレイン)。開業当初はスクンビット線モーチット〜オンヌットと...
2026.05.16
京成線 駅別乗降人員ランキング(2025年度)
2025年度の京成線の乗降人員ランキング! 京成線の全91駅において、どの駅の利用が多いのか少ないのか。京成電鉄が毎年公表しているデータを基に、2025年度の駅別乗降人員をランキング形式で見て...
2026.05.11
京成バス千葉セントラル2741号車 「ふなっしー号」のその後
京成バス千葉セントラル2741号車、「ふなっしー」号のその後。その車両番号がきっかけとなり、「ふなっしー」号として船橋市の非公認キャラクター「ふなっしー」のラッピングをまとって走った京成バス...
2026.05.05
京成線 市川真間駅が「市川ママ駅」になる(2026年)
市川真間駅が「市川ママ駅」になる。京成電鉄と京成バス千葉ウエストでは、4月下旬より市川真間駅と同バス停において「市川ママ駅」特別装飾を実施している。駅名の読みが「いちかわまま」であることに...
2026.04.30
京成3000形・8800形 「松戸線開業1周年記念」ヘッドマーク
松戸線開業1周年。京成電鉄では、4月1日より「松戸線開業1周年記念」ヘッドマークの掲出を行った。4月1日に松戸線が京成の路線として開業してから1周年を迎えたことを記念して実施している「松戸線開業...









