京成線 駅別乗降人員ランキング(2025年度)
2026.05.16
2025年度の京成線の乗降人員ランキング!
京成松戸線 新津田沼駅
2026.5.14/**
京成線の全91駅において、どの駅の利用が多いのか少ないのか。京成電鉄が毎年公表しているデータを基に、2025年度の駅別乗降人員をランキング形式で見てみよう。合わせて、各駅について前年度からの順位の変動や乗降人員の増減もご紹介する。
全体の傾向
まず、何と言っても2025年4月1日に新京成電鉄が京成と合併したことが2025年度の大きなトピックである。これにより、新京成線は京成松戸線として改めて開業、同線の駅は全て京成線の駅となった。もとより京成の駅としても開業していた新鎌ヶ谷と京成津田沼を除いた22駅が加わり、駅は全部で91となっている。
その上で、京成全線における1日平均の合計は2,144,139人で、前年度比569,236人、36.1%の増となった。定期・定期外の別では、定期利用は1,211,188人で40.0%の増、定期外利用は932,951人で31.4%の増となっている。これら数字の急激な増加は、もちろん松戸線の駅が加わったことによるものだ。
松戸線の駅が加わったことで前年度以前からの比較が見えにくくなっているが、少なくとも乗降人員全体としてはコロナ禍前の最大だった2018年度を超え、過去最高の数字を記録している。ただし、個々の駅で見てみると、2018年度比で成田湯川の154%や成田空港の141%という数字が見られる一方、京成臼井の84%や京成佐倉の89%といった駅もあり、明暗が別れている。近年のダイヤ改正では京成本線に対する冷遇が続いているが、この実績からするとむべなるかなといったところ。
それでは、ランキングを見てみよう。( )内の数字は1日平均の駅別乗降人員、[ ]内は前年度の順位と前年度からの増減を表す。*京成高砂、東成田、押上は他社局線直通の連絡人員を含む。#東松戸、千葉ニュータウン中央、印旛日本医大はアクセス特急の利用人員のみをカウント、$新鎌ヶ谷は松戸線に加えて成田スカイアクセス線のスカイライナー、アクセス特急の利用人員をカウント。
1位〜3位
1位:押 上*(233,723人)[前1→ / +10,897人]
2位:京成高砂*(106,204人)[前2→ / +4,148人]
3位:日暮里(105,740人)[前3→ / +4,305人]
不動のトップ3である。前年度、約600人だった京成高砂と日暮里の差はさらに縮まって、500人を切るまでになった。押上と日暮里はコロナ禍前を超えてきており、それぞれ過去最高の数字を叩き出している。
4位〜10位
4位:松 戸(95,714人)[新]5位:京成船橋(94,964人)[前4↓ / +4,124人]
6位:新津田沼(62,349人)[新]
7位:京成上野(51,010人)[前8↑ / +2,535人]
8位:青 砥(50,866人)[前6↓ / +2,139人]
9位:勝田台(49,568人)[前7↓ / +1,083人]
10位:北習志野(46,155人)[新]
4位に松戸、6位に新津田沼、10位に北習志野という具合に、松戸線の駅がベスト10に3駅もランクインする事態となった。特に松戸は90,000人超の一大ターミナルで、京成船橋を抑えての堂々ランクインである。
京成本線の駅では、前年度にいずれも48,000人台で僅差となっていた京成上野が青砥と勝田台をぶち抜く大躍進。京成上野と青砥は50,000の大台を突破した。前年度、青砥に抜かれた勝田台は、さらに京成上野にも抜かれる格好でランクダウン。同駅はヤバいで賞(下記参照)にも名を連ねており、厳しい戦いを強いられている。
11位〜20位
11位:八千代台(45,220人)[前9↓ / +1,391人]
12位:新鎌ヶ谷$(43,334人)[前55↑ / +37,896人]
13位:八 柱(41,706人)[新]
14位:空港第2ビル(39,307人)[前11↓ / +3,572人]
15位:成田空港(38,091人)[前13↓ / +3,045人]
16位:京成成田(37,435人)[前10↓ / +1,107人]
17位:京成大久保(37,062人)[前14↓ / +2,134人]
18位:京成八幡(36,448人)[前12↓ / +1,313人]
19位:京成津田沼(36,234人)[前5↓ / -22,291人]
20位:京成立石(35,819人)[前15↓ / +1,198人]
トップ20には、松戸線の駅として新鎌ヶ谷と八柱がランクイン。いずれも他社線との乗換駅ということで、強さを発揮している。新鎌ヶ谷は前年度55位からの超大幅ランクアップとなっているが、これまで成田スカイアクセス線だけの数字だったところに松戸線が加わったことによるものである。逆に、京成津田沼のランクダウンは新京成線からの連絡人員を上乗せしていた分が消えたためで、数字のトリックによって涙を飲むことになった。
インバウンド(訪日外国人観光客)により好調な空港2駅は、京成成田を抜いて14位と15位にランクイン。前年度11位だった空港第2ビルはついにトップ10入り! ・・・と思われたが、松戸線のせいでそれは叶わなかった。ただし、両駅については前年度からの数字の伸びという点ではそれほど大きくなく、3年連続でワンツーフィニッシュを飾っていた頑張ったで賞(下記参照)には入らなかった。近ごろの中東情勢の緊迫化による原油高は空港2駅にとっても不安要素となっており、両駅がこの先どう推移していくかどうかは不透明なところ。
21位〜40位
21位:京成千葉(34,807人)[前17↓ / +3,105人]
22位:お花茶屋(34,318人)[前16↓ / +1,591人]
23位:五 香(28,449人)[新]
24位:実 籾(25,775人)[前18↓ / +1,483人]
25位:京成金町(24,469人)[前19↓ / +895人]
26位:京成関屋(23,992人)[前20↓ / +648人]
27位:千葉中央(22,893人)[前22↓ / +2,540人]
28位:堀切菖蒲園(22,697人)[前21↓ / +601人]
29位:京成曳舟(20,886人)[前23↓ / +957人]
30位:船橋競馬場(20,612人)[前26↓ / +1,705人]
31位:ユーカリが丘(20,424人)[前25↓ / +986人]
32位:町 屋(20,370人)[前24↓ / +859人]
33位:常盤平(19,163人)[新]
34位:四ツ木(19,065人)[前27↓ / +885人]
35位:京成小岩(18,548人)[前28↓ / +512人]
36位:千住大橋(17,744人)[前30↓ / +982人]
37位:京成幕張本郷(17,605人)[前32↓ / +1,654人]
38位:二和向台(17,391人)[新]
39位:京成臼井(17,168人)[前29↓ / +343人]
40位:京成佐倉(16,865人)[前31↓ / +373人]
千葉2駅が好調。21位の京成千葉は前年度から約3,000以上、27位の千葉中央は同じく約2,500以上の伸びを見せており、この中では際立った数字をあげている。このほか、船橋競馬場はユーカリが丘と町屋を、京成幕張本郷は千住大橋と京成臼井、京成佐倉を一気に追い抜いた。京成幕張本郷は前年度のヤバいで賞(下記参照)ワースト1からの復活劇である。
近年、厳しい戦いを強いられている佐倉市の駅は、今回も不調に終わった。ユーカリが丘と京成臼井、京成佐倉はいずれも追い抜かれる側に回っている。佐倉市の駅はヤバいで賞(下記参照)にも3駅が入賞してしまっており、いかんともしがたい状況だ。
41位〜60位
41位:薬園台(16,736人)[新]
42位:高根木戸(16,278人)[新]
43位:元 山(15,911人)[新]
44位:公津の杜(15,778人)[前33↓ / +1,044人]
45位:八 広(15,565人)[前34↓ / +947人]
46位:三 咲(15,181人)[新]
47位:鎌ヶ谷大仏(14,928人)[新]
48位:習志野(14,895人)[新]
49位:志 津(13,972人)[前35↓ / +215人]
50位:京成大和田(12,608人)[前36↓ / +469人]
51位:国府台(12,403人)[前37↓ / +491人]
52位:前 原(11,968人)[新]
53位:谷 津(11,142人)[前39↓ / +744人]
54位:京成西船(11,079人)[前38↓ / +377人]
55位:みのり台(9,281人)[新]
56位:柴 又(9,094人)[前40↓ / +470人]
57位:京成幕張(8,888人)[前42↓ / +990人]
58位:高根木戸(8,860人)[新]
59位:みどり台(8,815人)[前41↓ / +744人]
60位:滝不動(8,535人)[新]
1万人前後の数字が並ぶ41位から60位は、約半数が松戸線の駅という特徴的な内容となっている。その中でも41位の薬園台は前年度から2,000人近く数字を伸ばしており、好調な駅のひとつ。上にいるのは不調が続いている京成臼井と京成佐倉なので、これらの駅を押しのけてのトップ40入りもあり得る。
京成本線の駅については、谷津と京成西船で、京成幕張とみどり台でそれぞれ順位が入れ替わった程度で推移している。とは言え、前年度から数字の伸びは公津の杜の1,000人超から志津の200人強まで順位によらないバラツキがあり、次回以降のランキングでは松戸線の駅を含めてこのあたりがどう変化していくのか楽しみだ。
61位〜91位
61位:京成稲毛(8,004人)[前43↓ / +521人]
62位:松戸新田(7,516人)[新]
63位:上本郷(7,407人)[新]
64位:東中山(7,299人)[前44↓ / +336人]
65位:市川真間(7,003人)[前45↓ / +182人]
66位:くぬぎ山(6,958人)[新]
67位:江戸川(6,522人)[前47↓ / +293人]
68位:京成酒々井(6,517人)[前46↓ / +271人]
69位:海 神(6,404人)[前48↓ / +389人]
70位:ちはら台(6,377人)[前49↓ / +386人]
71位:学園前(6,181人)[前52↓ / +387人]
72位:鬼 越(6,148人)[前48↓ / +315人]
73位:新三河島(6,058人)[前50↓ / +176人]
74位:大神宮下(6,044人)[前53↓ / +466人]
75位:おゆみ野(5,805人)[前54↓ / +230人]
76位:初 富(5,679人)[新]
77位:東松戸#(5,673人)[前56↓ / +311人]
78位:千葉寺(5,634人)[前57↓ / +281人]
79位:北初富(5,602人)[新]
80位:千葉NT中央#(5,576人)[前58↓ / +446人]
81位:菅 野(5,315人)[前59↓ / +294人]
82位:検見川(4,863人)[前60↓ / +492人]
83位:京成中山(3,806人)[前61↓ / +125人]
84位:大森台(3,665人)[前62↓ / +243人]
85位:西登戸(3,604人)[前63↓ / +325人]
86位:宗吾参道(3,180人)[前64↓ / +228人]
87位:新千葉(2,352人)[前65↓ / +185人]
88位:成田湯川(2,283人)[前67↓ / +220人]
89位:東成田*(2,157人)[前66↓ / +56人]
90位:印旛日本医大#(2,019人)[前68↓ / +199人]
91位:大佐倉(381人)[前69↓ / +11人]
小駅の並ぶ61〜91位だが、松戸線の駅で入っているのは松戸新田と上本郷、くぬぎ山、初富、北初富の5駅だけとなっており、同線に小駅らしい小駅はさほど多くないことがうかがえる。
順位が細かく入れ替わっている。市川真間は東中山を、江戸川は京成酒々井を、学園前は鬼越と新三河島を、おゆみ野は大神宮下を、成田湯川は東成田をそれぞれ追い抜いた。面白いのは江戸川と京成酒々井で、最近10年で5回も順位が入れ替わっている。なお、ワースト10で順位が変動するのは5年ぶりのこと。
小駅なので数字の絶対的な小ささはあるものの、前年度比の伸びの割合で見れば大きな駅よりもむしろ小駅の方が好調という状況が見られる。頑張ったで賞(下記参照)に入った検見川と印旛日本医大だけでなく、成田湯川と西登戸も伸び率ではトップ10に入っている。
頑張ったで賞
前年度比で増加率の大きい5駅(※松戸線の駅を除く)
1位:新鎌ヶ谷(+696.9%)
2位:京成幕張(+12.53%)
3位:千葉中央(+12.47%)
4位:検見川(+11.3%)
5位:印旛日本医大(+10.9%)
ヤバいで賞
前年度比で増加率の小さい5駅(※松戸線の駅を除く)
1位:京成津田沼(-38.0%)
2位:志 津(+1.7%)
3位:京成臼井(+2.0%)
4位:勝田台(+2.23%)
5位:京成佐倉(+2.26%)
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