2009.04.14
前回、押上線内の京急車急行を取り上げたので、今回もその流れで京急車の急行を取り上げてみる。もっとも、今回は珍運用と言ったほうが適切かもしれないが・・・。
- [平日]1478H 急行西馬込行
- 始発:高 砂1425 → 終着:西馬込1512
- ダイヤ:2007.04.02修正
- 備考:押上から普通
2006年12月のダイヤ改正で登場した平日73H(2007年4月のダイヤ修正で79Hに変更)は実に面白い運用で、779Hで三崎口から高砂へやってくると、高砂で小休憩の後、1678Hの三崎口行となるまで高砂~西馬込間を3往復する運用となっている。車両の所属とは関係の無い線区で動くいわゆるアルバイト運用というやつで、3往復のうち往路の西馬込行(1078H、1278H、1478H)が押上線内急行で運転される。京急車の西馬込行は2004年10月のダイヤ改正で一旦消滅していたが、2年ぶりに、しかも「急行」で復活したのであった。なお、京急車の急行西馬込行は1999年7月ダイヤ修正で登場した土休日1950H以来である。
ここでちょっぴり珍しい画像をアップしてみよう。2007年の9月中旬から10月上旬にかけて、79Hの一部を都営車で代走するというシーンが見られた。都営の乗務員教習のためだったようで、1179Hから1478Hまで79H充当の京急車を馬込車両基地に取り込んで教習を実施、その間都営車で代走するというものだった。このように、他社局の車庫所在駅に直接乗入れることは、社局間の車両のやりくりに便利(?)なのである。
これまでいくつか取り上げてきた珍列車ってのは、朝ラッシュから日中、あるいは日中から夕方~夜間のラッシュのダイヤ移行時に出現しやすいものであるが、この79Hは運用そのものが珍であるために、白昼堂々と珍列車が見られるわけである。
- ツイート
- #
おすすめの記事
2024.07.20
四直珍列車研究 134 - 平日 1681K
京成車の特急泉岳寺行が登場。平日1681Kレは、京成車で運転される特急泉岳寺行である。2023年11月ダイヤ改正で登場した列車となっている。京成車の泉岳寺行は都営浅草線西馬込始発のものは数多く...
2024.07.15
京急1000形 「京急夏詣号」運転(2024年)
空とあなたと夏詣。京急電鉄では、6月末より「京急夏詣キャンペーン2024」の実施に合わせて、「京急夏詣号」の運転を行っている。「夏詣」キャンペーンは同社が2019年度より毎年実施しているもので...
2024.07.10
都営浅草線 自動放送どうするの問題を考える
都営浅草線の自動放送どうするの問題を考える。列車内における案内として重要なアナウンス。アナウンスでは列車の種別行先や次駅の案内が行われるが、昨今では自動放送が主流となっており、車掌が自らの肉声で...
2024.07.04
船橋新京成バス2741号車 「ふなっしー号」
「ふなっしー」なバスが走る。船橋新京成バス2741号車が特別仕様「ふなっしー号」として走ってる。「ふなっしー」といえば千葉県船橋市を中心に暴れている同市で人気の非公認キャラクターだが、2023年...
2024.06.30
北総車の京急線内特急運転が復活
約19年ぶりに復活した北総車の京急線内特急運転を見る。京急線に大きな変化をもたらした2022年11月ダイヤ改正。京急自ら「23年ぶりの大改正」としたこのダイヤ改正では、特に日中時間帯の運行...